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情報の文明学 中公文庫
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情報の文明学 中公文庫

梅棹忠夫(著者)

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情報の文明学 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 1999/04/18
JAN 9784122033986

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商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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2010/05/28

そう必要ではない領域…

そう必要ではない領域の知識も掻き集めたいのなら。

文庫OFF

2024/06/19

情報の文明学 著:梅棹 忠夫 紙版 中公文庫 う 15 10 現代の情報化社会の到来を予見した書とし、文明と見なして考察を行ったものと紹介されています。 本書が書かれた1988年は Internet が誕生した年、商用化されたWindows3.0 は1990年の発売ですので、確...

情報の文明学 著:梅棹 忠夫 紙版 中公文庫 う 15 10 現代の情報化社会の到来を予見した書とし、文明と見なして考察を行ったものと紹介されています。 本書が書かれた1988年は Internet が誕生した年、商用化されたWindows3.0 は1990年の発売ですので、確かに情報産業が台頭しつつある時期と重なっています。ちなみに家庭用のワープロが発売されたのは、1985年で、カシオとキャノンが商品化し、50,000代でした。 タイプライターで四苦八苦していて、ワープロで簡単に修正ができるようになって、ネットワークでメールや共有ができるようになり、SNSによって、世界に拡散していく。その原点の年に本書は世にでているのである。 3部に分かれていて 1部:新聞業界から放送業界へ、第3次産業(商業、サービス)から、情報産業が分離していく 新聞人からの文化と脱却の行為を情報化と読んでいる 2部:情報と情報産業との違いや、関連を取り上げている。情報とは何かをその中で問うている 3部:コンピュータの導入は、情報産業自体に止まらず、第1次産業(農林漁業)や、第2次産業(工業)などにも、影響を及ぼし、産業全体が高度化していく 気になったのは、以下です。 ・放送人の発生と成長の歴史は、ある意味では、新聞人からの分化と脱却の歴史であるといえるかもしれない  民間放送がはじまったころ、スタッフのおおくは、新聞社からやってきた ・農業から工業へ、工業から情報産業へと産業がおきかわっていくわけではありません。  そうではなくて、併存しながら、重点がうつってゆくということなのです ・現代は、あきらかに産業革命以後の工業化の波が全世界をひろくおおいつつある時代であります ・工業化イコール近代化とかんがえていた時代はもうすぎさって、今日は、脱工業化イコール近代化、現代化、あるいは未来化なのであります ・情報の蓄積ということのもっている文明史的意味をしっかりつかまえる必要がある  まあ、情報の論理ですね  情報とはいったいなんなのかということを、はっきりさせておく必要があるのですよ ・情報を入れることによって、ハードあるいはものの価値があがるということが多少わかってきた。 ・情報というものは、コミュニケーションとは区別しなければなるまい  情報は、おくり手からうけ手へながされるものとはかぎらない  情報にはおくり手も、うけ手もないのだ  情報は甘えく存在する。世界そのものが、情報である ・紙は聖書を印刷するために存在したのではない  印刷の可能性が出現するとともに、ありとあらゆる、種々雑多な情報が紙のうえにのりはじめたのである ・工業の時代になっても、農業が消滅するわけではない。むしろ、工業製品としての農機具の発達、あるいは肥料、農薬などの大量生産によって、農業それ自体は、工業の時代にはいってから飛躍的にその生産量を拡大したのである ・情報産業の時代にあって、工業は消滅するどころか、ますます発展する  しかし、価値の基準は、すでに工業の時代のものとはおなじではない ・人間ー自然系、でつくりだしたシステムを生態系と名付け、それに対して、その後の人類がつくりだした  人間ー装置系、のことを文明系とよぶことはゆるされるであろう  そして人間の歴史は、生態系から文明系への進化の歴史であった ・書店の店頭では、立ち読みお断り、が原則である  店頭でよんでしまえば、本は買わなくて済む、それでは本屋はこまる  情報には、しってしまえばそれまで、という性質がある  情報を手にいれるためには、さきに金を払わなかければならない ・古典というものがある  それは数百年まえ、場合によると千年、二千年まえにつくられた情報である  情報はあたらしいものでなければならないといったが、そうなら、なぜ古典というものが存在するのか  人々はなぜ、ふるい情報をよもうとするのか。  ここに情報というものが持つ、奇妙な性質のひとつがある ・古典だけではない。現代におけるおびただしい情報は、すべて人間の歴史はじまって以来の累積物である 目次 まえがき Ⅰ 放送人の誕生と成長 情報産業論 精神産業時代への予察 情報産業論への補論 四半世紀のながれのなかで Ⅱ 情報産業論再説 人類の文明史的展望にたって 感覚情報の開発 『放送朝日』は死んだ 実践的情報産業論 情報経済学のすすめ Ⅲ 情報の文明学 情報の考現学 『情報の文明学』への追記 解説 ISBN:9784122033986 出版社:中央公論新社 判型:文庫 ページ数:320ページ 定価:686円(本体) 1999年04月18日

Posted by ブクログ

2024/04/12

(裏表紙より) 物質とエネルギーの産業化から、精神の産業化へ。情報産業社会の到来をいち早く予告し、その無限の可能性を人類文明の巨大な視野のもとに考察した、先見性と独創性に富む名著。

Posted by ブクログ

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