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啓蒙の民主制理論 カントとのつながりで 叢書・ウニベルシタス648
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啓蒙の民主制理論 カントとのつながりで 叢書・ウニベルシタス648

インゲボルク・マウス(著者), 浜田義文(訳者), 牧野英二(訳者)

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啓蒙の民主制理論 カントとのつながりで 叢書・ウニベルシタス648

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局/
発売年月日 1999/11/29
JAN 9784588006487

啓蒙の民主制理論

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2013/04/30

カントの政治理論が現代でもなお有意義であることを論証する意欲的研究。まずカント政治理論の躓きの石と見なされてきた抵抗権否定の問題を、そもそも国民主権の一貫した理論において抵抗権が可能かどうかを問いつつ、カントによる抵抗権否定を中世的抵抗権の否定であることを論証する。それゆえ逆にま...

カントの政治理論が現代でもなお有意義であることを論証する意欲的研究。まずカント政治理論の躓きの石と見なされてきた抵抗権否定の問題を、そもそも国民主権の一貫した理論において抵抗権が可能かどうかを問いつつ、カントによる抵抗権否定を中世的抵抗権の否定であることを論証する。それゆえ逆にまた、主権の絶対性を主張しつつその正当性が公共的意志に根拠を持つというカントの主張が国民主権の理論であると解釈されることになる。さらにまたマウスは自己の正当性根拠を正当な手続きに持つ点に現代デモクラシーの理念を見出し、カントの政治理論こそが整理されたそのような理念を提供しうることを、ルーマンの社会理論や現代「司法国家」の批判を通じて明らかにしようとする。思想史研究としても思想論としても興味深く読める研究書である。

Posted by ブクログ

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