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ドイツ国民とナショナリズム 1770-1990
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ドイツ国民とナショナリズム 1770-1990

オットーダン(著者), 末川清(訳者), 姫岡とし子(訳者), 高橋秀寿(訳者)

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ドイツ国民とナショナリズム 1770-1990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 名古屋大学出版会/
発売年月日 1999/12/20
JAN 9784815803735

ドイツ国民とナショナリズム

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2015/01/26

著者オットー・ダンは、フィヒテの研究で博士号を取得し、『歴史基本概念辞典』で"Gleichheit"(平等)の項目を執筆するなど、戦後西ドイツの代表的歴史家の一人。本書は、研究書というよりは、近世以降のドイツにおける国家形成史の大まかな流れを叙述するスタイルを...

著者オットー・ダンは、フィヒテの研究で博士号を取得し、『歴史基本概念辞典』で"Gleichheit"(平等)の項目を執筆するなど、戦後西ドイツの代表的歴史家の一人。本書は、研究書というよりは、近世以降のドイツにおける国家形成史の大まかな流れを叙述するスタイルを採用しているが、おそらく著者ならではと思われる内容も多い。特に、18世紀以降、ナポレオン戦争時や1848年革命時において、政治結社が果たした役割に関して多くのページが割かれている点については、18世紀の政治結社の類型に関する研究論文を執筆している著者でなければ中々行き届かない部分だろう(その研究については村上淳一『ドイツ市民法史』に紹介あり)。とはいえその中でも、ドイツの国家形成において「ライヒReich」という言葉が重要な役割を果たしてきたという指摘は興味深い。

Posted by ブクログ