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死と生きる 獄中哲学対話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1999/02/20 |
JAN | 9784104001040 |
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死と生きる
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商品レビュー
4.6
16件のお客様レビュー
著者と陸田死刑囚との半年間の往復書簡。調べてみると、死刑が確定してから、著者の方が腎臓癌で先に亡くなっていた。 陸田死刑囚によって事件時の心境などが明晰に自己分析されていて興味深い。死を目前にして突然様々な事を深く悟るということがあるのだ。 この書簡には少ししか触れられていないが...
著者と陸田死刑囚との半年間の往復書簡。調べてみると、死刑が確定してから、著者の方が腎臓癌で先に亡くなっていた。 陸田死刑囚によって事件時の心境などが明晰に自己分析されていて興味深い。死を目前にして突然様々な事を深く悟るということがあるのだ。 この書簡には少ししか触れられていないが、父親との関係は良好では無かったようだ。小学生のとき殺してやろうと思った事があるそうで、何か虐待を受けていたのではないだろうか。 刑が執行されるまで10年、何を思って生きたのだろうか。死刑を恐れている人では無かったが、迷惑をかけるとしたら、執行する刑務官であるという認識には共感する。 彼は双子の弟だったらしいが、双子の兄は全く性格が違い、倫理観の強い人らしい。同じDNAを持ち、同じ環境で育ちながら、何故そうなったのか?不思議である。
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印象に残った文章は以下。 1)未徹在、悟後の修行が大事 1.気づくことは実は易しく、それを「保つ」もしくは「為す」ことの方が、よほど難しい。 ↓ 「わかった」そのことを絶対としてのその質を、この人生において生きること、生き通すことの如何に困難である...
印象に残った文章は以下。 1)未徹在、悟後の修行が大事 1.気づくことは実は易しく、それを「保つ」もしくは「為す」ことの方が、よほど難しい。 ↓ 「わかった」そのことを絶対としてのその質を、この人生において生きること、生き通すことの如何に困難であるとか。 2.「悟後の修行」が大事 ・人は一度わかったことを忘れます。 ・意識的に、自覚的に努めない限り、わかったことを忘れてしまうのです。 2)哲学は素質 ・万人に哲学が可能なわけではありません。あれは素質です。 3)次世代へ ・真理を認識し、生み出すのに不適当な人間は、自己の肉体を超えて、次世代に求めようとして、子孫つまり子供を生もう、残そうとするのではないか。そう魂が求めているのではないかとも思える。
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【読前メモ】小池一夫氏が神戸の少年Aの自伝出版を批判しているTwitterの中で薦めていたいっさつ。 小池一夫 @koikekazuo 哲学者と死刑囚の往復書簡というかたちの対話。この本は、一読の価値あり。哲学者の池田晶子さンは、死刑囚よりも早く癌で亡くなり、死刑囚の陸田は宮崎勤...
【読前メモ】小池一夫氏が神戸の少年Aの自伝出版を批判しているTwitterの中で薦めていたいっさつ。 小池一夫 @koikekazuo 哲学者と死刑囚の往復書簡というかたちの対話。この本は、一読の価値あり。哲学者の池田晶子さンは、死刑囚よりも早く癌で亡くなり、死刑囚の陸田は宮崎勤と同じ日に刑が執行された。「善く生きる」とはどういうことなのかを考えさせられる一冊。
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