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対談集 日本人への遺言 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 1999/02/01 |
JAN | 9784022641809 |
- 書籍
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対談集 日本人への遺言
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言わずと知れた司馬氏の最晩年の対談集、日本人の土地の扱いやこころのあり方、民族意識、水をはじめとする自然への畏敬など日本人の歴史を通じて語る大作家からのメッセージ(遺言)だ。 「…もうこの国は滅びると思いますね」、何度か口にする大作家の憂いにいくつ共感できるだろうか。若い人にもじっくりと読んでいただきたい一冊だ。
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土を離れては人は生きてはいけないのよ、という思い、やるせなさがすごい。(バブル期のネギ畑の恨み。。。) 土地問題についての議論がすごく自由。日本人は海外に畑を買ったつもりで生きていけば良いとか。(全然私読んだことないのだけど、大前研一ってたしかに面白かったのでしょうね。) 宮崎...
土を離れては人は生きてはいけないのよ、という思い、やるせなさがすごい。(バブル期のネギ畑の恨み。。。) 土地問題についての議論がすごく自由。日本人は海外に畑を買ったつもりで生きていけば良いとか。(全然私読んだことないのだけど、大前研一ってたしかに面白かったのでしょうね。) 宮崎駿がもののけ姫撮影中に対談してるのが面白い。(土地問題話してたのは主にその回じゃないけど。)ちょんまげは嫌だったからアイヌ、、、
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司馬遼太郎記念館で何か一冊買おうと思って選んだのがこれでした。 記念館で放映されていた映像の中で司馬遼太郎が作家になった動機として、第二次大戦に出征させられ、大きな意味の感じられない境遇を強制される中で「日本人はいつからこんなに格好悪くなったのか」という疑問を感じたことが背景だ...
司馬遼太郎記念館で何か一冊買おうと思って選んだのがこれでした。 記念館で放映されていた映像の中で司馬遼太郎が作家になった動機として、第二次大戦に出征させられ、大きな意味の感じられない境遇を強制される中で「日本人はいつからこんなに格好悪くなったのか」という疑問を感じたことが背景だという言葉があった。 その問いの答えを探るために多くの象徴的な日本人や、彼らが動かしてきた歴史の積み重ねや影響を与えてきた文化を紐解くという仕事をしてきた人だったのだろうと思う。 読者としてそれらを読み取れるのは幸せなことだ。 司馬作品を読んだり、あるいは別に日本の歴史を勉強する中で、私なんかは「昔から格好悪いところはたくさんあるし、格好悪いなりの積み重ねがあるからこそという面もあるよな」などと感じたりするけれど、司馬遼太郎の答えはどうだったのだろう。 バブルを経てその後の日本の行く末を強く案じていたようだ。その後も壊れ続けているように見える日本を見て、いま彼が生きていたらなんと言うだろう。 この対談で彼が問うていた話題のうち日本という国としての回答を出せているものは未だに一つもないのではないか。 経済の問題。特に土地の所有について。投機的な問題だけでなく、空き家や休耕田の問題まで出てきている。 自然との関係や中国との関係、外国人や移民の問題。 自分たちの身の回りの問題に対して自分が感じる答えが、どのような歴史や文化、環境の中から出ることになったものなのか、ときには一度省みても良いだろうと、感じることがこの長く語りつつもあまりに短く感じる遺言の受け止め方の一つかと思う。
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