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亀とムツゴロウ 思うままに
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亀とムツゴロウ 思うままに

梅原猛(著者)

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亀とムツゴロウ 思うままに

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1999/10/10
JAN 9784163556307

亀とムツゴロウ

¥220

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2020/04/15

梅原猛 思うままに「亀とムツゴロウ」 東京新聞掲載のエッセイ 自由テーマとは言え、新聞掲載なので制約があると思うが、攻めているエッセイが多い。 気になったテーマは *著者の得意テーマである古代史〜記紀に描かれた神の世界と人間の世界の二重性、縄文人の性崇拝 *小林秀雄の評論の在...

梅原猛 思うままに「亀とムツゴロウ」 東京新聞掲載のエッセイ 自由テーマとは言え、新聞掲載なので制約があると思うが、攻めているエッセイが多い。 気になったテーマは *著者の得意テーマである古代史〜記紀に描かれた神の世界と人間の世界の二重性、縄文人の性崇拝 *小林秀雄の評論の在り方への批判 *三島由紀夫の死に方への批判 *夏目漱石初期作品への評価 小林秀雄の評論の在り方への批判 小林秀雄の評論は 万人が認めているものを賛美するだけであり、それはかけ声にすぎない。評論とは 不当に価値の高いものの粉飾を見抜き、価値の認められないものに優れた価値を見出すことであるとのこと。 三島由紀夫の死に方への批判 三島由紀夫は 兵隊ごっこをして喜劇的、悲劇的芝居を演じて死んだ。ボディビルは強者の仮面をつけた弱者の虚飾にすぎない。 夏目漱石 初期作品への評価 *吾輩は猫である など 初期作品を 江戸っ子の反権力エネルギーを笑いに変えた傑作としている *晩年の暗く辛気臭くなった作風は 自然主義文学の影響 *明暗は 人間のエゴイズムの摘発であり、則天去私は 人間のエゴイズムに耐えられない漱石の心の叫び 記紀には 神の世界と人間の世界が二重に語られる *アマテラスは政治的な神であり、法による支配の神 *日本は 外国から来た 天つ神の子孫である弥生人が 国つ神の子孫である土着の縄文人を征服して作ったもの *天皇の祖先が 外国の天の彼方からやってきて、ひとまず九州に住み、武力により大和を征服し君臨 *オオクニヌシがニニギに国譲り〜神の世界で 天つ神が国つ神に勝利 *人間の世界で 弥生人が縄文人に勝利し日本の支配権を得る 縄文人の性崇拝 *20歳以下で死ぬ現実の中で 自分の子孫を残すため 多くの子供を生み、人間が食べる獣や魚にも多く子供を生ませ、人間を飢餓から救う *縄文時代の宗教は 性と再生の宗教

Posted by ブクログ

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