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ためらい 集英社文庫
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ためらい 集英社文庫

ジャン・フィリップ・トゥーサン(著者), 野崎歓(訳者)

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ためらい 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1999/01/20
JAN 9784087603552

ためらい

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2022/07/30

ベビーカーに息子を乗せ、友人ポール・ビアッジが住むサスエロという海辺の村を訪れた主人公が、その友人に会うのをためらい続けながら日が過ぎていく物語。その抽象度の高いテクストと世界観に不思議な魅力を感じなければ、つまらないという感想しか得られないだろう。実際ためらいながらも無人の友人...

ベビーカーに息子を乗せ、友人ポール・ビアッジが住むサスエロという海辺の村を訪れた主人公が、その友人に会うのをためらい続けながら日が過ぎていく物語。その抽象度の高いテクストと世界観に不思議な魅力を感じなければ、つまらないという感想しか得られないだろう。実際ためらいながらも無人の友人宅に侵入したり、ホテルの他の部屋に無断で入ってみたりする場面になんのためらいも無いのが面白い。個人的にはⅡ章の終わり近くの主人公独白、「ぼくは三十三歳、つまり青春の終わる歳を迎えたところなのである。」に驚いた。何を隠そう自分が主人公と同じ年齢であり、そして自らの青春の終わりをいきなり主人公より伝えられたからである。

Posted by ブクログ

2012/07/13

猫の死体から始まる、ある家への訪問のためらい。 そしてパラノイア。 丁寧な文体で繰り返し繰り返し執拗に語られるさまは うーん、粘着質。 初トューサンだったので「浴室」も読んでみよう。

Posted by ブクログ

2012/05/15

特に何か事件が起こるわけでもなく、主人公の行動とためらいが描かれる。ミステリアスで、少しずつヒントが提示されるのかと思いきや、どこにも行き着かない。 通勤途中に読んだが、そういうせせこましい読み方は似合わない本かもしれない。生暖かい雨の日に、波の音を聞きながら読むのがふさわしい。...

特に何か事件が起こるわけでもなく、主人公の行動とためらいが描かれる。ミステリアスで、少しずつヒントが提示されるのかと思いきや、どこにも行き着かない。 通勤途中に読んだが、そういうせせこましい読み方は似合わない本かもしれない。生暖かい雨の日に、波の音を聞きながら読むのがふさわしい。 (2012.5)

Posted by ブクログ

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