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ためらい 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社/ |
| 発売年月日 | 1999/01/20 |
| JAN | 9784087603552 |
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ためらい
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ためらい
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
フランスの作家ジャン=フィリップ・トゥーサンの長篇作品『ためらい(原題:La Reticence)』を読みました。 ジャン=フィリップ・トゥーサンの作品は、1980年代の後半に読んだ『浴室』や『ムッシュー』、『カメラ』以来なので約40年振りですね。 -----story----...
フランスの作家ジャン=フィリップ・トゥーサンの長篇作品『ためらい(原題:La Reticence)』を読みました。 ジャン=フィリップ・トゥーサンの作品は、1980年代の後半に読んだ『浴室』や『ムッシュー』、『カメラ』以来なので約40年振りですね。 -----story------------- 友人宅を訪ねるために、ぼくは息子をベビーカーに乗せ、その海辺の村にやって来た。 しかし、何やら謎めいた不安のため、会いに行く気になれない。 とにかく、何とか決心して出かけてみれば、屋敷は静まり返って人けがない。 郵便箱には一週間ほど前に配達された手紙も。 だが、まわりの何気ない風景の中に、友人の姿が見え隠れしだす。 そしてぼくは、彼がいるかもしれないホテルの部屋の鍵を失敬し、ドアを開けると……。 ----------------------- 1991年(平成3年)に刊行された作品です。 晩秋の海、港に浮かんだ黒猫の死体……幼い息子を連れ、海辺の村へ友人を訪ねてやってきたぼく、、、 だが、突然“ためらい"に襲われ、謎めいた日々が始まった……文章の魔術師の不思議な魅力の新境地。 幼い息子を連れて海辺の村にやって来た主人公のぼくが、不穏な妄想を膨らませて、友人ビアッジに会いに行くことをためらい続け、村をさまよう日々を送る……海に浮かんだ黒猫の死体、何度も見かけるシルバーのメルセデス、無人の友人宅への侵入、ホテル内の他の部屋への無断侵入、、、 意味ありげな断片が少しずつ積み重なり、憶測はどんどん暴走し、実際には何も起きていないのに、何かが起きている気がしてしまう……このズレが、作品の面白さなのかもしれませんね。 淡々とした筆致なのですが、共感する部分があり、不思議と惹きつけられる雰囲気を持った不思議な作品でした。
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旧友のいる村を訪れた主人公が予期せぬ奇妙なためらいに呑まれ、友に会わずに遠道のように村をさまよう。 ためらいとは物語を無邪気に綴ることへの筆のためらいか。この小説が彫りあげるのは再会という出来事ではなく何か異質の気配であり、隅々に冴えた緊張感が贅沢だった。
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ベビーカーに息子を乗せ、友人ポール・ビアッジが住むサスエロという海辺の村を訪れた主人公が、その友人に会うのをためらい続けながら日が過ぎていく物語。その抽象度の高いテクストと世界観に不思議な魅力を感じなければ、つまらないという感想しか得られないだろう。実際ためらいながらも無人の友人...
ベビーカーに息子を乗せ、友人ポール・ビアッジが住むサスエロという海辺の村を訪れた主人公が、その友人に会うのをためらい続けながら日が過ぎていく物語。その抽象度の高いテクストと世界観に不思議な魅力を感じなければ、つまらないという感想しか得られないだろう。実際ためらいながらも無人の友人宅に侵入したり、ホテルの他の部屋に無断で入ってみたりする場面になんのためらいも無いのが面白い。個人的にはⅡ章の終わり近くの主人公独白、「ぼくは三十三歳、つまり青春の終わる歳を迎えたところなのである。」に驚いた。何を隠そう自分が主人公と同じ年齢であり、そして自らの青春の終わりをいきなり主人公より伝えられたからである。
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