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三角縁神獣鏡の時代 歴史文化ライブラリー66
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
| 発売年月日 | 1999/05/01 |
| JAN | 9784642054669 |
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三角縁神獣鏡の時代
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三角縁神獣鏡の時代
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1999年刊。著者は京都大学人文学部助教授。 まず、漢代400年間の鏡形式について、①大きく7期に分別でき、かつ各々の鏡種は各々特定の時代での鋳造型であることを前提に、②日本に流入した中国鏡の種類と発掘場所を分析し、③弥生時代後半期、列島内の連合体の中心の所在と、それらの関係(闘争競合・従属)、変遷を解読する書である。 ④また、弥生期と大和期を画する三角縁神獣鏡(著者は魏鏡説)の解説と、刊行直前に該鏡が30数枚発見された黒塚古墳(纏向遺跡近辺の奈良盆地島南部在)を踏まえた自説の解釈も叙述する。 邪馬台国関連書で久々に興味を引く書。 勿論、先の①の分析は説明不足。型の特徴と中国内での発掘地、漢代での時代毎の変遷を詳述すべきだが、明らかに足りない。ここが肝なだけに残念な点だ。 しかし、中国古代考古学を専攻する著者の指摘だけに、軽々に切り捨てるのも難しい。かつ漢書地理志や後漢書東夷伝の文献史料との整合性に意を払い、日本国内の漢鏡や魏鏡の発掘状況と地域的特性をガチガチに解説するのは、類書を見ない。 そして得られた結論は、 ① 前1世紀は漢鏡流入の開始期。 ② 1世紀は伊都国・奴国をセンターにした漢鏡(4期。王莽期含む)分配システムが成立した時期。 ③ 2世紀前半に漢鏡(6期)の流入が激減した。これは魏志倭人伝の倭国第一大乱期に相当する。 ④ 2世紀後半以降に漢鏡(7期)流入の中心が畿内に移動。7期Ⅰについては、北九州での埋蔵も一時的に増加するが、7期ⅡⅢになるにつれ減少していく。 ⑤ 3世紀(239年)の卑弥呼の遣魏使による三角縁神獣鏡(魏鏡)の流入。纏向遺跡近辺での一古墳で大量に発掘されている。 というもの。 弥生後期の時代相を解読する一つの視座が得られそうな内容である。
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