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いわさきちひろ 知られざる愛の生涯 講談社+α文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1999/04/20 |
JAN | 9784062563406 |
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いわさきちひろ
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2件のお客様レビュー
天才画家いわさきちひろ。そのやさしいまなざしの子どもの絵からは、うかがいしれない、鮮烈な人生があった。 戦中戦後の昭和を生き、画家を目指したひとりの女性の苦闘の姿は、誰をも感動させずにはおかない。共に生きた家族、友人へのインタビューでは、当時のちひろの心情が語られている。
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たいへん興味深く、一気に読みました。 ちひろさんの本は、今までほぼ、ご家族か、 美術関係者のかたが書かれてきましたが、 この本でははじめて、歴史家として、 劇作家でもある飯沢匡さんが、 ちひろさんの生涯を、できるだけ公平な視点で、 余す所なく書こうと試みられています。 ちひろさんの「女ごころ」については、 男性側の視点では…?と思う部分も少々ありましたが、 黒柳徹子さんのインタビューが全編にわたって 入ることで、全体的にやわらかく、血の通った 本に仕上がっていました。 子どもの頃からあんなに身近だったちひろさんの絵は、 実際、大人になってから見ると本当に、 誰にも真似できない偉業です。 だから、好むと好まざるとに関わらず、 ちひろさんの人生は、これからも歴史家や 第三者の目で、描かれていくのだろうなぁ…と。 ちひろさんは天国で、この思いがけない事態に、 ちょっと困った顔で笑っているかもしれませんね(笑) それから、戦時中、軍部の援助で半年間、 大陸にわたってお嬢様のように暮らしていたという エピソードですが、 その後のちひろさんの絵の素晴らしさを 損なうものでは、決してないと思います。 それは、絵本「戦火の中の子どもたち」を見れば、 如実にわかることで、 あれほど心の琴線にふれる絵を書けるのは、 あふれるほどの愛を持ち、たくさんの涙を 知っていた人だったからだと思います。 最後はひとりの女性として、 母として、体をはって家庭を支え、 素晴らしい絵をたくさん残していってくれた ちひろさんの生涯、 素晴らしい人生だったと思います。
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