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幕末・京大坂 歴史の旅 朝日選書620
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 1999/02/25 |
JAN | 9784022597205 |
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幕末・京大坂 歴史の旅
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商品レビュー
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本書は、幕末(1854年~1868年)を取り扱っている。 「エッセイ」というには詳細かつ精密すぎるが、「歴史的考察」とするにはおもしろすぎる。 とにかく、現在の新聞を読むがごとく、当時の情勢や風景がよくわかるのである。 「京都朝廷」の内実や「幕府内部」の人的構成や人事、そ...
本書は、幕末(1854年~1868年)を取り扱っている。 「エッセイ」というには詳細かつ精密すぎるが、「歴史的考察」とするにはおもしろすぎる。 とにかく、現在の新聞を読むがごとく、当時の情勢や風景がよくわかるのである。 「京都朝廷」の内実や「幕府内部」の人的構成や人事、その持つ意味と結果。 「幕末」がどのように進行したのかを実に興味深く読めた。 また「オールコックの見た浪速」では「外交官は旅行が好きだ、と一般化して良いかどうかまで責任は持てないけれども、幕末に来た欧米の外交官には旅行好きが多い」と英国初代駐日大使オールコックを取り上げているのが、幕府と朝廷の争いの中で、ちょっと違った視点となっているところもおもしろい。 「大政奉還」の迫真の進行を読むと、「徳川慶喜の大弁舌には四人(松平春嶽、伊達宗城、山内容堂、島津久光)が束になっても歯が立たなかった」。いやいや最後の将軍「徳川慶喜」は当時30歳そこそこだったと思うが、凄い男ではないか。 ここまで、歴史を詳細に掘り下げると、下手な小説よりもよっぽどおもしろいと、本書を高く評価したい。
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この本には、徳川慶喜など、登場人物の幾人かの写真が載っています。 全般的にみなさん、スッとしたお顔をしていらっしゃったのですが、 その中で、土佐の後藤象二郎、坂本龍馬の2人は結構しっかりとしたお顔だったのがちょっと印象的。 ……… オールコックが長々と筋を説明してくれてい...
この本には、徳川慶喜など、登場人物の幾人かの写真が載っています。 全般的にみなさん、スッとしたお顔をしていらっしゃったのですが、 その中で、土佐の後藤象二郎、坂本龍馬の2人は結構しっかりとしたお顔だったのがちょっと印象的。 ……… オールコックが長々と筋を説明してくれている演物は、 演劇評論家中村哲郎氏の『西洋人の歌舞伎発見』によると、時代世話の狂言「勝鬨莩源氏」らしい。 言葉が分からないのに芝居の筋を追って、 邦訳の文庫本で十二ページ分も解説と批評をしてみせオールコックの熱心さには感心させられる。 ………
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