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新・本とつきあう法 活字本から電子本まで 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1998/04/25 |
JAN | 9784121014108 |
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新・本とつきあう法
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商品レビュー
2.7
5件のお客様レビュー
筆者が活字本、電子本や図書館についてどう考えるか、どう付き合っているかについて書かれたエッセイ。 1998年発行の本だが、長年書籍と関わってきた筆者の目は確かだ。2023年現在でもこの本の内容はいささかも古びていない。
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著名人による読書本は数多くあり、いわゆる名著というものは古いのでどうしても内容が現代に追いついていない場合が多い。しかし読書の本質は変わるものではなく、要は「情報の収拾」ということ。その結論は多くの読書本がたどり着いているものであろう。本書は20世紀に出版されているので、その内...
著名人による読書本は数多くあり、いわゆる名著というものは古いのでどうしても内容が現代に追いついていない場合が多い。しかし読書の本質は変わるものではなく、要は「情報の収拾」ということ。その結論は多くの読書本がたどり着いているものであろう。本書は20世紀に出版されているので、その内容は古そうなイメージがあるが、現状のKindleまでは網羅していないものの電子本の可能性にまでしっかりと言及しており、しかもその本質についても見事に論じているのはさすがというところ。インターネットでの読書にたどり着いてから締めに図書館の利用法を持ってくるあたりはいかにも読書好きらしい。 意見が分かれるところであるが「本は捨てる」人もいるし「本は捨てない」人もいる。書籍の本質を情報と考えれば前者だし、書籍の本質は情報が具現化した物と捉えれば後者になる。どちらが有益真実と言えるかは分からないが、そうした方法論にあれこれ悩んでいるうちに情報は流れていく。私の場合はとりあえず読んでみてそれから考えよう、というスタンスに落ち着いてしまった。落ち着いてないけど。 本書をきっかけに図書館を見直すこととなる人も多いと想像する。情報収集として図書館はもっとも経済的なものではあるが、その便宜性ではインターネットに劣る。そこで本書で提案しているのは、図書館は従来のように「〜を調べる」ということではなく、ぶらりと入って目に入った本をパラパラとめくってみる。これはどうしても読みたい本があればAmazonnで検索して注文し、町の本屋へはぶらりと入って立ち読みして偶然出会った本を見つけて買っていく、という住み分けに対応している。 情報と食は人間が生きていくのに不可欠なもの。着るものや住むところがなくても「絶対に生きていけない」というわけではない。水分や栄養がなければ「生物として生きていけない」。そして情報がなければ「人間として生きていけない」。最近は情報を安易に規制したりといった「情報に対する敬意」が欠けているように思える。もっともこうした情報をないがしろにしているヒト達は一部の情報については重要視している場合が多いのではないか。しかし情報に「良い悪い」はない。「正しい正しくない」もない。情報をすべて流したうえでその受け手が「良いか悪いか」「正しいか正しくないか」判断することである。これは教育という情報伝達手段でも変わることはない。子供に判断力はない、というヒトもいるかもしれないが、教育を受けた子供が重要な判断を下すのは成人してからである。パターナリズムというものは親切なようにみえて人間をコントロールする意図が潜んでいることは覚えておきたい。
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「本は気軽に破って持ち歩いている。そうしやすいよう、裏表広告のページになるように作られている。歩きながら本を読んでしまう。 必要とあらば握り飯みたいにぱっと二つに割(って同じ独房の活字に飢えた仲間と同時に読み後で交換す)ることだってできるのである。」
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