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マルクス・アウレリウス「自省録」 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2006/02/10 |
JAN | 9784061597495 |
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マルクス・アウレリウス「自省録」
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ローマ皇帝でありながら、生涯を通じて哲学的思索を探求し続けたマルクス・アウレリウスの書。 彼の生きた時代はストア哲学が大いに流行った時代でもあったそうなので、彼の思想的スタンスもストア哲学そのものです。 あとがきにもありますが、彼が皇帝を務めた時代もローマ帝国は動乱の中にあって、彼自身も外敵との戦いのために幾度となく遠征に赴き、そして最後はその陣中で没しています。 そのような多忙を極める公務の中にあって、体系だった研究はさすがに無理な話。そのため本書は彼が公務の合間に思索したり、ふと思いついたことを書き綴った内容が中心になります。 個人的にはそのようなスタイルでまとめられた本書は非常に読みやすいし、親しみがわきました。 本書を読み、全体を通じて感じたテーマは「この束の間の生をいかに生きるか」ということ。 戦争多き時代にあって、彼がいかに「生」についてシリアスに考えていたかがわかります。 「あたかも1万年も生きるかのように行動するな。不可避なもの(「死」のことでしょう)が君の上にかかっている。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。」 「今後なんなりと君を悲しみに誘うことがあったなら、次の心情をよりどころとするのを忘れるな。曰く『これは不運ではない。しかしこれを気高く耐え忍ぶことは幸運である』。」 ふと思いついたときに手に取って思い思いの箇所を読み直す。そして昨日より少し背筋を正して生活する。そんな風に読み続けたい一冊だと思いました。
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五賢帝時代の最後の哲学皇帝、マルクス・アウレリウスが日記帳のようなものに書き綴った内省の書。 2000年が経った今も哲学書の最高峰として燦然と輝いているのには驚きですが、久々に再読。 私自身も内省する事が多く、周りに振り回されない性質だと思っていたのにここ最近はどうも自我を見失...
五賢帝時代の最後の哲学皇帝、マルクス・アウレリウスが日記帳のようなものに書き綴った内省の書。 2000年が経った今も哲学書の最高峰として燦然と輝いているのには驚きですが、久々に再読。 私自身も内省する事が多く、周りに振り回されない性質だと思っていたのにここ最近はどうも自我を見失っている気がしてなりませんでした。 そのせいで前に進む事が出来ていない事に気付き、一度自分の原点を見つめ直そうと選んだのがこの『自省録』です。 そもそも禁欲主義であったマルクスとはスタート地点からして違うのですが、それでも金言の数々が心に刺さりました。 中でも自分に響いた一説をご紹介。 「どんなに小さな事であっても、1歩前に進んだのならそれで満足し、更にその結果は大した事無いと考えるのだ」 理想を叶える事を目的にするのでは無く、そこに向けて進んでいることが重要。 これです、これを見失っていたのです。 他にも、対人ストレス、己の才能のなさに絶望した時、先が見えない時、やる気が起こらない時、人生の残り時間を考えてしまう時、朝起きれなくて辛いよ!という時まで、それぞれ皆さんの抱えている生き辛さに対しての答えが大抵は詰まっています。 (マルクスほどの方が朝起きれないよ!ってのには親近感が湧きますが、きっと激務のせいでお疲れだったのでしょう。私のように本読みすぎた!みたいな理由では無いと思います) 元々が自分に対しての語り口調で綴られており、それがそのまま印字されていますので哲学書の中でも読みやすいと思います。 本当は哲学者になって読書と瞑想に明け暮れたかったのに、39歳で皇帝に即位させられ、国を守る為に先陣を切って戦場で駆け回っていたマルクス皇帝。その飾り気のない言葉の一つ一つには重みと深みと説得力があります。 結局は足を進めて暗闇から抜け出すのは己自身ですが、時には先の見えない暗い道を照らしてくれる灯りが欲しいものです。 この『自省録』はまさに多くの方の灯りとなる名著だと思います。
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何かの本で必読となっていたので読んでみた。ローマ皇帝だったマルクスが自分の思いや考えを端的な言葉で綴っていた。集中して読まないとなかなか理解しにくいけれど、いくつか覚えておきたいことばとか考え方が出てきて、ためになった。一回読んだだけだと消化しきれなかったので、またいつかじっくり...
何かの本で必読となっていたので読んでみた。ローマ皇帝だったマルクスが自分の思いや考えを端的な言葉で綴っていた。集中して読まないとなかなか理解しにくいけれど、いくつか覚えておきたいことばとか考え方が出てきて、ためになった。一回読んだだけだと消化しきれなかったので、またいつかじっくりと読み直したい。
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