- 中古
- 書籍
- 書籍
はるかなる視線 新装版(2)
定価 ¥3,520
2,475円 定価より1,045円(29%)おトク
獲得ポイント22P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房/ |
発売年月日 | 2006/02/20 |
JAN | 9784622071921 |
- 書籍
- 書籍
はるかなる視線 新装版(2)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
はるかなる視線 新装版(2)
¥2,475
在庫なし
商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
少なくとも日本語にうつしかえたとき、クロード・レヴィ=ストロースの文章はやや読みにくい方だ。が、それをあえてたんねんに読んでいくことは、奇妙な快感を呼び起こす。 この後期レヴィ=ストロースの論文集にも、他の著作と同様、強烈な主張や決定的な結論は記されていない。彼の構造主義思考は、...
少なくとも日本語にうつしかえたとき、クロード・レヴィ=ストロースの文章はやや読みにくい方だ。が、それをあえてたんねんに読んでいくことは、奇妙な快感を呼び起こす。 この後期レヴィ=ストロースの論文集にも、他の著作と同様、強烈な主張や決定的な結論は記されていない。彼の構造主義思考は、ものごとを<解決する>というより、既知の見方を路線変更させ、まるでちがう<地平を導き出す>ことを成果としているように見える。その地平の向こうには<こうあるべきだ>とか<こうするべきだ>というような、いかなる命法も存在しない。 にも関わらず、レヴィ=ストロースを読み込む経験は、えもいわれぬ<知の喜び>を開示してくれるのだ。 本書には、神話論理や親族理論などもひととおり掲載されているし、さらには構造主義思考を文学や精神医学、さらには音楽にも適用しうることを示すような、小さな文章もいくらか載っていて、興味深い。
Posted by