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連れていって、どこかへ ハヤカワ・ミステリ文庫
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連れていって、どこかへ ハヤカワ・ミステリ文庫

ローレン・ケリー(著者), 矢沢聖子(訳者)

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連れていって、どこかへ ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2006/02/15
JAN 9784151761010

連れていって、どこかへ

¥220

商品レビュー

3

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2025/08/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

ラーラとゼドが互いの部屋を不法侵入して部屋を暴いてから心理的距離がぐっと縮まったのは、住んでいる部屋を見て生活を知り、その人の生きている環境を知り、お互いが孤独だと知ったからだと思う。ラーラとゼドは異母兄妹だが、互いにシンパシーを抱き、孤独と結合的欲求はセックスにまで至った。 異母妹のラーラと早く打ち解けたいとアピールするゼドは、異母妹とセックスすること自体には大して抵抗感はないようだった。もしくはラーラと父親が別の可能性も考えていたかもしれない。ラーラが父を愛するあまり殺人犯だと頭ではわかっていても、そう思いたくなかったように。ラーラの所長はこう主張していた。「真理が人びとに感銘を与えることはまずない」「われわれはそれよりも半面の真理や、メタ真理、あるいは明白な嘘を好む。なぜなら、真理はわれわれにあまり自由を許さず、人間は自由を渇望するからだ」。互いの父親が同一人物かの明示的な答えはなかったが、そこは重要ではなかった。兄妹であることが嘘だとしてもそれが真実として扱われることが重要だった。過去の傷と弱さを知る血縁者以上に唯一無二の存在はないし、互いの孤独ほど強い結びつきはない。近親相姦の禁忌は成立せず、傷ついた過去の自分を救うための関係性になった。血縁があるかどうかを調べるような、自らパンドラの箱を開けることはしないだろう。彼らは今の家族という関係性が重要なのだ。そうすることで、自分という存在のあり方を守り、アイデンティティを揺るがせずに保てるのである。

Posted by ブクログ

2007/03/19

のどかな本を続けて読んだ後だったのでサスペンス調のものが読みたくなり、不安を表したような表紙カバーと、”著者、正体不明 禁断のサスペンス!” という帯に踊らされて買ったのですが、なんか拍子抜けしました。あんまり私好みではなかったです。ちなみに正体不明の著者の正体はあとがきにあっさ...

のどかな本を続けて読んだ後だったのでサスペンス調のものが読みたくなり、不安を表したような表紙カバーと、”著者、正体不明 禁断のサスペンス!” という帯に踊らされて買ったのですが、なんか拍子抜けしました。あんまり私好みではなかったです。ちなみに正体不明の著者の正体はあとがきにあっさり書いてあります。 ほとんどが主人公ラーラ(ロレイン)の心理描写なので、日記でもないのに主観だけがずーっと述べられます。だらだらと脈絡の無い断片的な主観に満ち満ちた自分の性格分析や過去分析を読まされ続けたあとに、「あ!そういうことだったんだ」 と主人公と一緒くらいのタイミングで謎が解けた(というか現実を把握することができた)のは、とてもアハ体験的で、実際には主観でしか世の中やものごとは量れないので、そういう意味でもなんかああこれはこれで好きじゃないけど買った甲斐があった、というようなスッキリ感。おお!っと思ったということはその世界にどっぷりはまっていたわけで、ということはきっと巧い作家なのでしょう。そのアハ体験が鮮やかだったので、そのあとまだ続く主観の洪水と、へ?!っというエンディングはなんだかなぁ、という感じでした。 バランス感覚が無い(のではないか)という人が主人公の話は、好きじゃないです。『嫌われ松子』然り。

Posted by ブクログ

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