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クオリア入門 心が脳を感じるとき ちくま学芸文庫

茂木健一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2006/03/10
JAN 9784480089830

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クオリア入門

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商品レビュー

3.4

26件のお客様レビュー

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2020/01/11

「心」の全ては、脳のニューロンの発火に伴って起きる「脳内現象」に過ぎない。これは、現在の神経生理学の立場からしては常識であるという。そう、デカルトの二元論はとうに捨てられたのだった。では、脳というこの臓器の中でどのようにして「心」が立ち上がってくるのか?これはいまだ解明されていな...

「心」の全ては、脳のニューロンの発火に伴って起きる「脳内現象」に過ぎない。これは、現在の神経生理学の立場からしては常識であるという。そう、デカルトの二元論はとうに捨てられたのだった。では、脳というこの臓器の中でどのようにして「心」が立ち上がってくるのか?これはいまだ解明されていない問題である。著者は、それを「クオリア」と「指向性」という考えで解き明かす土台を作ろうとしている。議論を見るとなかなか面白い。ニューロンの発火の「クラスター」がクオリアを作り出しているという。ここの発火ではなく、その時系列にそして広がりを持った発火の相互関係から作り出されるという。これを「マッハの原理」というらしい。なるほどとは思うが、まだまだ数値的にも計測ができない領域だから、どう発展するのか不明で、それゆえ「ハード・プロブレム」と呼ばれているのだな。

Posted by ブクログ

2019/01/25

ニューロンの活動といった物質的な過程が、意識の中の表象とどのような関係があるかという問題について挑んだ本。 視覚的なアウェアネスの中で、色や音、香り、味、手触りといった鮮明な質感を伴うクオリアの塊(例:りんごの赤い感じ、つやつやした感じ)に、具体的な質感を伴わず抽象的だが、構造・...

ニューロンの活動といった物質的な過程が、意識の中の表象とどのような関係があるかという問題について挑んだ本。 視覚的なアウェアネスの中で、色や音、香り、味、手触りといった鮮明な質感を伴うクオリアの塊(例:りんごの赤い感じ、つやつやした感じ)に、具体的な質感を伴わず抽象的だが、構造・意味を伴う明示的な視覚情報としてのポインタ(例:それはりんごである)が貼り付けられるという考えが興味深かった。

Posted by ブクログ

2017/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2006年(底本1999年)刊行。本書で書かれている内容が実証されたものとは到底言い難いが、人間が脳内において表象するものを解読しようとする意欲あふれる著作。ただ、著者自身、爾後は多作に堕してしまい、著者の書の中で良書(というか読みたくなる本)というのは多くはないが、本書だけは別儀。極めて興味深い内容を有している。主観、私あるいは自己、さらには、心あるいは各種の感情を考察する上で一読の価値は存在する。

Posted by ブクログ

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