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戦後精神の光芒 丸山眞男と藤田省三を読むために
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2006/03/22 |
| JAN | 9784622072027 |
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戦後精神の光芒
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丸山眞男と藤田省三の著作集などの編集にかかわってきた著者が、それらの解説や解題として執筆した文章を中心に、内田百閒、岩波茂雄、古在由重などについての論考をまとめている本です。 著者は、丸山のもとで学んだ近代日本思想史の研究者であり、また藤田の後輩としてその活動を見守ってきました...
丸山眞男と藤田省三の著作集などの編集にかかわってきた著者が、それらの解説や解題として執筆した文章を中心に、内田百閒、岩波茂雄、古在由重などについての論考をまとめている本です。 著者は、丸山のもとで学んだ近代日本思想史の研究者であり、また藤田の後輩としてその活動を見守ってきました。両者の学問の形成を身近で見てきた著者は、1960年代末から70年代にかけて、丸山と藤田の師弟がともに心身両面にわたる深刻な危機に陥ったことに触れています。 丸山はその後、旺盛な執筆・評論活動を打ち切り、いわゆる「原型論」や「古層論」などと呼ばれる日本精神史の独自の見かたをとりまとめるとともに、山崎闇斎と﨑門学派の再検討を通じて、古層を克服するための展望を切り開こうとしました。著者はそうした丸山の試みをさらに深く掘り下げて、人類的な普遍性をもつアルカイックな精神の古層を見いだすことができるのではないかという見通しを語っています。 他方藤田は、丸山の論文である「軍国支配者の精神形態」に感銘を受けて丸山ゼミに入り、天皇制や「転向」についての研究を手がけましたが、思索のスタイルは丸山とは大きく異なっています。とりわけ1970年前後の大きな精神の危機のあと、「イロハのイ」から出なおすことを決意した彼は、「精神の野党」の立場に立って、フランクフルト学派の思想と共鳴するような議論を展開していきました。 著者は本書の「あとがき」を、「私は最近、みずから「解題屋」を自称している(それは、かならずしも自嘲ではない)」ということばではじめています。「解題」に示される書誌的な情報を正確に踏まえて、それぞれの思想家たちの議論の形成された背景を多くの読者に提供することに努めてきた著者の姿勢そのものが、丸山や藤田のような思想史研究の基礎であり、そうした態度を著者自身も継承していることを、上のことばは示しているのかもしれません。
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すっごく分厚い。授業の一環で読んだ。戦後の思想や風潮をさまざまな賢人の角度やファッション、出版社の誕生の経緯を交えて解説されており、時代に生きていなくてもイメージできた。それまで日本政治思想史には興味がなかったが、丸山眞男から学ばせてもらった。
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