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バビロンまでは何マイル(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2006/03/24 |
JAN | 9784488019426 |
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バビロンまでは何マイル(下)
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バビロンまでは何マイル(下)
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
やはりウィン・ジョーンズは独特。 翻訳のせいもあるのかもしれないけれど、ちょっと複雑で、なかなか進まないような、でも合間合間にえ?と思うような描写がいきなり挟まれたり。そして、恋愛のドキドキとかもあっさりと。 そういうのを全部ひっくるめて、彼女の作品は大好きだ。深いなあ、といつも...
やはりウィン・ジョーンズは独特。 翻訳のせいもあるのかもしれないけれど、ちょっと複雑で、なかなか進まないような、でも合間合間にえ?と思うような描写がいきなり挟まれたり。そして、恋愛のドキドキとかもあっさりと。 そういうのを全部ひっくるめて、彼女の作品は大好きだ。深いなあ、といつも思う。単純明快ではないのは、彼女の中にあるその世界が広くて、詳しく語ろうとしたら、すごい分量になってしまうからではないか、と感じてしまうぐらい。 もう新作が読めない悲しさを、せめて既刊を何回も読み直すことで埋めようと思ってる。
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魔法管理官ルパートが自分の担当世界の内紛を沈めながら、新人を選ぶ冒険恋愛物語。 後半になって物語が一気に進んだように思う。とにかく前半は意味がよくわからず、バビロンという単語も、内紛の収集の付け方も、誰が味方で誰が敵なのかも分からなかった。後半になって、バビロンで願いを叶えることができるということから、マリーの半身の取り戻し方や突然担当世界の王が戻ってくることになり不思議な隣人の正体などが明かされていく。マリーが父親の病気の回復を願った時にルパートが他人のことを願ってしまう人なんだと納得していたけれど、そんな描写が前にあったか?と不思議に思った。ただ失恋してふてくされていたわがまま女にしか見えていなかったので。ニックに関しては自己中心的な点もあったが、自分の報告書の控えを100個も保存しておくなどなかなか抜け目のないところに好感を持てた。結局マジトとはいえサラリーマンなんだなあ。妙に現実感がある物語だった。 挿絵のルパートとマリーの年齢差が激しく見えて、ルパートはおっさんぽく、マリーは子供っぽくてなんだかなあ。イバラの女神もよくわからなかった。
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図書館から借りました ファンタジーかな。SFっぽいが。 舞台はこの地球。多次元・多層世界設定。 魔法の浸透している世界を「正域」と呼び、魔法を拒絶する世界を「負域」という。地球はもちろん、「負域」だが、なぜかマジトがたくさん暮らす。 主人公ルパートは「マジト」と呼ばれる魔法使いの多数世界の「管理者」の一番下っ端。 眼鏡かけた堅実セールスマン風の挿絵で・・・地味。 ヒロインのマリーは「やや太め」で「美人でない」という説明。出てきたときは、車の渋滞を引き起こしながら、吊り橋の上で魔女踊りをしているという・・・何コレな人物。 師匠(マジト)は死ぬし、担当している大嫌いな帝国は混乱(最低な皇帝が暗殺された)していてしょっちゅう「マジト~きてくれ~」という将軍からのSOSが入る。マジトの欠員が出たから、新しいマジトを選任しなきゃならないのに、候補者が掴まらない。(女の一人は男性禁制の妖しい宗教施設に入り、男の一人は追いかけても追いかけてもどこか別の国に行ってしまう、紛争のせいで行方がわかんなくなった男に、さまよったあげくに日本にすみついてしまった人やら(ルパートはイギリス在住である)、そして上記のマリー) 変人てんこ盛り。(ちょっとイッてそうな隣人、戦争で壊れちゃった人、被害者意識満載で攻撃的な作家、トラブル大好きな一番たちの悪い奴、暗いオーラが見えるとまくしたてる宗教汚染された人やら。ルパートの兄たちですら、癖があり、師匠は幽霊になってクラシック音楽を延々延々かけ続けてくれる) この上で、ルパートの姿と性格を対比させてみると。 ・・・可哀想。。 絡まりあう運命同線。 帝国の跡取りがあっちこっちの世界にいるらしくて、探さねばならない。 ・・・キィ人物は最初から出ていたところが驚きです。というか、さすがです。 メイン舞台はSF大会ですかね? コスプレがあり、オタクがたくさん集う、らんちき騒ぎの「ホテル・バビロン」。 角を四回曲がっても、元の場所に戻れない、変な建物。 ホテルの従業員さえ迷子になるという。(そのうち、魔法で細工されていることが判明)
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