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青チョークの男 創元推理文庫
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青チョークの男 創元推理文庫

フレッド・ヴァルガス(著者), 田中千春(訳者)

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青チョークの男 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社/
発売年月日 2006/03/24
JAN 9784488236038

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商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2019/06/26

良かった。面白かった。フランスの刑事もの。こういうのもっと読みたい。あれ、事件終わって犯人捕まったけど、それで終わりか。動機とかそういうのなしか。後書きにもあるが、人物が個性的で、物語を追うのもわかりやすい。事件よりも、主人公の署長の人生に重心置いてる。ずっと行方知れずの元恋人を...

良かった。面白かった。フランスの刑事もの。こういうのもっと読みたい。あれ、事件終わって犯人捕まったけど、それで終わりか。動機とかそういうのなしか。後書きにもあるが、人物が個性的で、物語を追うのもわかりやすい。事件よりも、主人公の署長の人生に重心置いてる。ずっと行方知れずの元恋人をしつこく思っていて、事件に彼女の母親が絡んでいる。刑事というよりも、まず一人の人間として生きてる。フランス人は人生のことも愛のことも深く理解している。理由を付けて逃げたりしてない。シリーズ物だが他にリリースされてるのだろうか。

Posted by ブクログ

2015/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

探偵役が序盤で早々に、「論理的に考えるのではなく、直感で犯人が分かる」と、whodunit好きミステリスキーを絶望の淵に叩き込む探偵手法を開示してしまう本作(長)。 伏線が回収できる読者への挑戦ものが好きなミステリスキーとしては、この辺で「あー今回はハズレかな…」と思わざるを得ない出だしですが、どうしてどうして!予想以上に楽しめたのでありましたo(^▽^)oわーい 殺人事件が発生するペース、探偵の捜査過程、容疑者達の取り調べ。全てが「いう凶行が止まるか不明な連続殺人」を捜査しているとは思えないテンポでゆったりと進むのですが、中盤までは「魅力的なキャラクタ」達がそうと感じさせない読み応えを演出しています。 探偵役である警察署長・アダムスベルグは、キレ者にはとても見えない草臥れた50目前のおじさま(元カノに未練タラタラ)。 有能だけどお昼を過ぎると飲んだくれに成り下がる部下(妻に逃げられた5人の子持ち)。 夜な夜な青いチョークでパリの路上に円を描く愉快犯(=殺人犯? or ≠殺人犯?)。 そんな犯人と奇妙な交流を持つ、魅力溢れる女性海洋生物学者(ストーカー気質)。 その彼女に拾われた、盲目の美青年(性格のねじれ切ったpessimist)と、年老いてなお伴侶を求め、日々新聞の交際欄に目を通す老婆(お馬鹿)。 …こうして書くと、何で彼等が魅力的に見えたのか分からないな…。とりあえず、女性学者の奔放な言動と、主人公のボンヤリした存在感の対比が序盤はすごく面白かったのよねー。あと、何考えてるんだか分からない上司にヤキモキする部下も、なんか親しみ沸いた(笑)。 どこか歪な人々の、歪な交歓って感じかなあ。 全体を通して感じたのは、「自分自身や第三者の風貌や性格を描写する表現が特異」な点でした。ちょっとこの辺にページ割き過ぎてる感はあったかな〜。 後は、「彼女はあしたの朝きっとコーヒーを淹れる」←みたいな、すごいおフランスなかほり漂う文章が散見されたのも面白かった(笑)。 そういう世界観に気を取られてる間に、事件そのものは意外な犯人・意外な真相へと落着するんですが。 今作に関しては、本筋が二の次になって楽しんでしまえるという、興味深い読み心地を体験できましたo(^▽^)o意外にフランスものもイケるんじゃないの〜 Amazon先生、お世話になります…(・ω・)φメモるのよ パリの街で夜毎、路上に青チョークで円が描かれ、その中に様々なガラクタが置かれるという奇妙な出来事が続いていた。蝋燭、人形の頭、クリップ…。変わり者の哲学者の仕業か?しかし、ある朝、そこにあったのは喉を切られた女性の死体だった。そして、また一つ、また一つ死体が…。警察署長アダムスベルグが事件に挑む。仏ミステリ界の女王による大人気シリーズ第一弾。

Posted by ブクログ

2014/04/04

海外ミステリー初挑戦。 直感を頼りに行動する探偵役のアダムスベルグ。 尾行が趣味(?)のマチルド。 この二人を中心に、個性的な登場人物が印象的。 個人的には、事件よりも、登場人物の会話が面白いと感じた。 彼はいったいどうやって事件の鍵を見つけたのだろう、とダングラールに訊いた。...

海外ミステリー初挑戦。 直感を頼りに行動する探偵役のアダムスベルグ。 尾行が趣味(?)のマチルド。 この二人を中心に、個性的な登場人物が印象的。 個人的には、事件よりも、登場人物の会話が面白いと感じた。 彼はいったいどうやって事件の鍵を見つけたのだろう、とダングラールに訊いた。 「全然、わかりません。彼のやり方、何もしないやり方、これは見ていたんですけれどね。(略)」 p.219より引用

Posted by ブクログ

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