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国家の崩壊
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国家の崩壊

佐藤優(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 にんげん出版/にんげん出版
発売年月日 2006/03/15
JAN 9784931344112

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2013/09/18

ソ連の崩壊 そして ロシアの形成。 この本を読みながら ソ連 および ロシアのことを ほとんど知らないことを痛感した。 佐藤優のその当時の現場での見聞きしたことを、 崩壊と絡めて 語っていくのは 分かりやすく 臨場観があった。ちょっと、オーバーな部分もあるが、 スターリン、ブレ...

ソ連の崩壊 そして ロシアの形成。 この本を読みながら ソ連 および ロシアのことを ほとんど知らないことを痛感した。 佐藤優のその当時の現場での見聞きしたことを、 崩壊と絡めて 語っていくのは 分かりやすく 臨場観があった。ちょっと、オーバーな部分もあるが、 スターリン、ブレジネフ、ゴルバチョフ、エリツィン、プーチン のそれぞれの評価が 歴史の流れの中で しっかりと とらえられていた。 宮崎学は言う 『政治的なるものの本質を友と敵との関係に見た。 やつは敵だ。敵は殺せ。というのが,政治の最初にして最後の言葉だというのである。 ー コミュニケーション不完全症の自己完結型人間である小泉純一郎。 ー 小泉劇場では、友、敵ではなくて、善玉、悪玉なのだ。 ー リアリティのある政治を取り戻す。』 ブルブリスは ソ連が崩壊したのは? 『自己崩壊』という。 『ゴルバチョフが権力の座についたとき、すでにソ連は崩壊していたんだ。俺の貢献はエリツィンにその現実を理解させたことだけだ。』 ソ連の崩壊をなぜとめることができなかったのだろうか。 宮崎学は言う 『発達した社会主義とは,実は弛緩した社会だった。』 1979年12月 ブレジネフは アフガニスタンに侵攻した。 1982年 ブレジネフが死去。 ⇒ アンドロポフ 1984年死去 ⇒ チェルネンコ。1985年死去 そして 1985年 ゴルバチョフ ソ連共産党書記長につながる。 ゴルバチョフは 初めての 大学卒の書記長。 佐藤優は言う 『ブレジネフが今でもロシアの大衆に好かれている大きな理由は、 彼がソ連を超大国にして、少なくとも戦争で自分たちが徹底的にやられる可能性をなくしたこと。』 ブレジネフはいつも『肉は足りているのか』と聞いた。 そのような生活感覚は ゴルバチョフにはなく、 エリツィンにはあった。 ブレジネフ から アンドロポフ、チェルネンコ と続き その後 ゴルバチョフに 権力が集中した。 そのゴルバチョフの中には  どんな ソ連が イメージされていたのだろう。 ペレストロイカ を始めるのだが、 そのなかで、規律強化政策として 反アルコールキャンペーンを行ったことが とても斬新である。 ウオッカがなくなることで、砂糖がなくなり、 ジャムがなくなり、オーデコロンがなくなり、 靴クリームさえなくなる。それらはすべてアルコールにするために 買い占められていた。 結果として 1988年に 反アルコールキャンペーンは止まる。 ゴルバチョフは 官僚的腐敗をなくそうとして そのようなことをしたのだが、民衆は 大きく 離れていった。 社会主義は 資本家を認めない。 資本家は 労働者から 搾取することになる。 搾取をすることを認めないので、 分配することができるシステムを 構築する。 マルクスの資本論は 資本主義を 研究するのであって、 社会主義経済社会に マルクスの研究は 必要がない。 経済改革から 政治改革に移行する。 それは 憲法6条の 共産党の指導を 廃棄すること。 党から 国家への移行。 そのことによって、ゴルバチョフは 大統領となる。 党事務所より クレムリンでの仕事が好きだった。 それぞれの民族が 主権を宣言する。 ソビエト連邦を 抜けないままに。 ゴルバチョフは 宗教のことが あまり分からなかった。 ゴルバチョフは 理論で ソ連を 組み立てた。 市民からは『おしゃべりはもういい。 それよりも日々の生活をもう少し安定させてくれ』といわれた。 エリツィンは 情理で ロシアを組み立てる。 『腹一杯食べること、肉をたらふくに食べれるようにする。 パンやタマゴを食べることができる。 行列に並ばないようにする。 いまでも 私の妻は 行列に並んでいる。』 という 庶民的な話を うまくして 心をつかんだ。 チェルノブイリ とは ニガヨモギ という。 タルタルソース は 地獄のソース という意味だ。 タタール人は 地獄から来た得体の知れない奴という意味だった。 ロシア人は 反戦的な思考が強い。攻撃されたら防御する。 自ら攻撃することが 嫌いだった。 1991年 8月 クデーター未遂事件      12月 ソ連消滅宣言 1993年 10月 モスクワ騒乱事件 で、ゴルバチョフから エリツィンに権力は移行した。 エリツィンのもつ 政治的な判断力は その局面で 発揮されて、プーチンに受け継がれた。 中国が どのように崩壊するのか そのことを考える上で いい参考となった。

Posted by ブクログ

2013/04/12

ブレジネフ体制末期からエリツィンによるプーチン後継者氏名までのソ連邦(ロシア)の政治の動き、社会状況について、まとめた本。外交官だった佐藤優氏によるマスコミの報道からは見えにくい、庶民の実感、政治家の思惑の解説に重きが置かれていて、当時の社会状況が理解しやすく解説されている。また...

ブレジネフ体制末期からエリツィンによるプーチン後継者氏名までのソ連邦(ロシア)の政治の動き、社会状況について、まとめた本。外交官だった佐藤優氏によるマスコミの報道からは見えにくい、庶民の実感、政治家の思惑の解説に重きが置かれていて、当時の社会状況が理解しやすく解説されている。また、日本には馴染みの薄い中央アジアの民族問題に関する解説にもページが割かれていて、ロシア周辺にある複雑な民族問題についても理解が深められる良書。

Posted by ブクログ

2012/02/10

●内容 ・ソ連国家を「崩壊」させたゴルバチョフと、彼をはめたエリツィン、という構図でソ連崩壊期の政治情勢を描く。 ・ゴルバチョフが権力の座についたときソ連は既に破綻しており、エリツィンはその現実を追認。 ・「計画経済による買い物行列」や「経済混乱期に台頭した新興財閥」など、経済情...

●内容 ・ソ連国家を「崩壊」させたゴルバチョフと、彼をはめたエリツィン、という構図でソ連崩壊期の政治情勢を描く。 ・ゴルバチョフが権力の座についたときソ連は既に破綻しており、エリツィンはその現実を追認。 ・「計画経済による買い物行列」や「経済混乱期に台頭した新興財閥」など、経済情勢をめぐるエピソードも豊富で、読み物として興味深い。 ●感想 ・「アル中」エリツィンのイメージが見事にひっくり返った。  彼にとってウォッカは政治的な武器で、一緒にウォッカを飲みながら、政治家や官僚の人相見をしていたという。 ○「ジャンパー姿のゴルバチョフ」 ・ソ連8月クーデターの終期、帰国するゴルバチョフを迎えるため、エリツィンはスーツ姿の部下を派遣。  権力を崩すためにはまず権威を失墜させる必要があると知っていたエリツィンは、ゴルバチョフをあえて背広に着替えさせないで、権威を失墜させた。 ○崩壊期のソ連経済 ・よく「ロシアの新興財閥はソ連崩壊をきっかけに勃興した」とされるが、その内情を窺える。 ・ソ連末期の状況として、共産主義国家として財産の「私有」は認めないが、共同財産の「個人使用」は認めるということがあり、これは実質的な私有制となった。 ・91年のインフレ対策。21時に「明日0時をもって高額紙幣の流通を停止」と政府発表。これによりタンス預金は紙くずと化すが、これをうまく乗り切ったのがのちの資本家。  彼らは自分あてに電子送金をし、全額を少額紙幣として取り返した。失ったのは手数料だけ。

Posted by ブクログ

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