花嫁は大株主 ハーレクイン文庫

ジェシカ・スティール(著者), 三好陽子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン/
• 発売年月日: 2006/04/01
• JAN: 9784596930323

商品レビュー

2014/09/08

一目惚れした見ず知らずの男の気を引きたい一心で、父の株の話をしてしまった。株目当ての結婚をされたと気がついた時から、失意のどん底で、成長するというお話。

無邪気な愛を捧げた結果、事実を知ってしまったメレディス。心臓の悪い大叔父と、人の良い大叔母の世話に明け暮れ、そんな生活から抜け出したかったのだろうと、彼なりに罪悪感はゼロで開き直られるので、読者としてもかなりショックが大きい
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3882.html

2011/07/08

★3.7エレクトロニクス会社社長+22歳大叔父・大叔母と同居しているウインドー装飾家の卵[more]スタッフとして働いた店の開店式典でヒーローに一目ぼれしたヒロインは、ヒーローの会社名を見て、エレクトロニクスに興味があり、ある会社の株を持っていると話す。ヒーローがその株式目当てで結婚したことを結婚式の直後に知ったヒロインはヒーローのアパートメントの客間で一晩過ごし、そこを出て友人の家に行くが、大叔父が倒れたと知らせに来たヒーローの車で実家に戻る。…面白く読んだけど、ヒロインに平手打ちされても自分のやったことがほめられたことでない事がわからないようなヒーローだからなあ。ヒロインが離婚をすぐ言い出してたら何も気づかないまま終わってたかも。まあ後半優しかったのでいいか・・・

2009/04/13

この世に私ほど幸せな女がいるかしら。メレディスは鏡に映った自分の花嫁姿にほほ笑みかけた。ライアンをパーティで見かけて、彼女は一目で恋に落ちた。名前もわからないままパーティは終わってしまったのに、帰りのエレベーターを待っていたとき、彼が幻のように現れて横に並んで立ったのだ。エレベーターでの短い会話が、幸福の始まりとなった。だが、メレディスはあまりにも無邪気だった。彼に下心があったとは夢にも思わなかったのだから。

ヒーローの結婚の動機はまったく褒められないけど、ヒロインも世間知らずも良いところで。いくら働くことに反対されて世間ずれしていないとはいえ、一般常識的に一週間で結婚というのは（肉体関係もなく）なにかある、と勘ぐっても良いはず。また自分が相続した株がどうなっているのか、もう少し情報収集するのは必要だろうし。
それでもヒーローのたくらみを知ってからのヒロインはなかなか。ただ従順なだけの妻ではないとしっかり自己主張できていて好感度アップ。