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犬儒派だもの 双葉文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社/ |
| 発売年月日 | 2006/03/20 |
| JAN | 9784575713107 |
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犬儒派だもの
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犬儒派だもの
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
呉智英のエッセイ集のなかではマイベスト。中島梓についての辛口エッセイも所収。 「犬儒派だもの(Nun, ich bin doch Kyniker)」というタイトルの付け方が憎い。その由来について述べた序文、ディオゲネスについての解説が秀逸。 呉は大学卒業後、水木しげるのところで資...
呉智英のエッセイ集のなかではマイベスト。中島梓についての辛口エッセイも所収。 「犬儒派だもの(Nun, ich bin doch Kyniker)」というタイトルの付け方が憎い。その由来について述べた序文、ディオゲネスについての解説が秀逸。 呉は大学卒業後、水木しげるのところで資料整理の仕事をした。側近から見た水木、その形容しがたい性格、行動パターン、人生観がおもしろい。呉いわく「水木しげるは面白い。めちゃくちゃに面白い。マンガも面白いし、文章も面白いけれど、水木しげる当人はもっとも面白い。」水木しげるのエピソードを記したエッセイ、3篇が収録されている。 とくに印象に残るエッセイは「四十台の青春」。2 度目の青春という意味ではない。呉はFラン大学に出かけ、3日間の集中講義をするが、学生は無表情、無反応。なのに、最終日でも受講者は減っていなかった。講義終了後、呉は学生たちのレポートを読んで、感動する。同時に、だれにぶつけていいかわからない憤りも経験する。いい話だ。
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著者は評論家。本書は雑誌に掲載されていた歯に衣着せぬ論評をまとめたもの。第三章 自我と毒薬に書かれてある自殺論は考えされられる。完全自殺マニュアルがベストセラーとなった当時、自殺をポジティブな行為として捉えていた一派を「辟易する。肥大した自我のポジティブぶりにである。」と一蹴。 ...
著者は評論家。本書は雑誌に掲載されていた歯に衣着せぬ論評をまとめたもの。第三章 自我と毒薬に書かれてある自殺論は考えされられる。完全自殺マニュアルがベストセラーとなった当時、自殺をポジティブな行為として捉えていた一派を「辟易する。肥大した自我のポジティブぶりにである。」と一蹴。 その後に続く円谷幸吉の遺書や、遺書を書くために文字を学んだ昭和30年に自死した農婦の遺書を読むと、自殺を軽々しく捉えがちな世の中に異を唱える著者の考えに個人的には同意する。
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円谷幸吉を論じる著者の自殺論が一等著者の思想を代表する文章であると言えよう。犬儒派と「だもの」を引っ付ける、このおっさんは、やはり愛嬌とど根性の好男児である。
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