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アクシデント 事故と文明
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アクシデント 事故と文明

ポールヴィリリオ(著者), 小林正巳(訳者)

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アクシデント 事故と文明

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 2006/02/28
JAN 9784791762453

アクシデント 事故と文明

¥1,980

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2018/11/21
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現代文明の特徴に事故がある。 実体の発明が事故の発明となる。 原子力発電所の発明がなければ、チェルノブイリ事故もない。大型客船の発明がなければ、タイタニック号の事故もない。 と、著者は言う。 現代文明は効率性を追求することで、密度が大きくなってしまっており、そのことが、事故の被害を拡大している。ただ、飛行機事故がその悲惨さとは裏腹にキロメートル当たりでは最も安全な交通機関でもある。 むろん、原子爆弾の発明前と使用後とでは、世界の見え方が違うと言ってもよいとは思うが、昔に戻れるわけでもない。 事故は全くの偶然で起こるものではない。起こるべくして起こるという認識が重要である。 著者にはそのような認識がないらしいが、致し方あるまい。

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2014/10/06

[ 内容 ] 安全システムの欠陥のみが、原発事故・航空機墜落・テロなどの大惨事を誘発するのではない。 技術文明は常に新しい事故を発明する。 テクノロジーに原罪のように予め蓄積された未知なる災禍の種子が、不可避的に突如炸裂する―。 事故とは何かを根源から問う。 全く新しい文明論。 ...

[ 内容 ] 安全システムの欠陥のみが、原発事故・航空機墜落・テロなどの大惨事を誘発するのではない。 技術文明は常に新しい事故を発明する。 テクノロジーに原罪のように予め蓄積された未知なる災禍の種子が、不可避的に突如炸裂する―。 事故とは何かを根源から問う。 全く新しい文明論。 [ 目次 ] 1 事故の発明 2 事故というテーゼ 3 事故博物館 4 事故の未来 5 期待の地平 6 未知数 7 公共的情動 8 原罪的事故 9 走行圏 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2011/04/12

非常に面白かった。 p167 この点に関して、芸術や文学の分野の遺産である超現実主義という概念を転用して、政治の領域に応用した方がいいのかもしれない。例えば、舞踏家のシルヴィ・ギエムが次のように言うのもその一例だ。「踊らなくてはならない。踊りすぎてはならないのだ」、言い換えれば...

非常に面白かった。 p167 この点に関して、芸術や文学の分野の遺産である超現実主義という概念を転用して、政治の領域に応用した方がいいのかもしれない。例えば、舞踏家のシルヴィ・ギエムが次のように言うのもその一例だ。「踊らなくてはならない。踊りすぎてはならないのだ」、言い換えれば、もっぱら振り付け上の華麗さだけに満足するということである。

Posted by ブクログ

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