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姜尚中の政治学入門 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2006/02/22 |
JAN | 9784087203301 |
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姜尚中の政治学入門
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商品レビュー
3.4
28件のお客様レビュー
恥ずかしながら政治学というものにあまり目を向けたことがなかった。「政治」にしろ「政治学」にしろ「政治思想」にしろ大変新鮮なものとして受け止められた。この本に上げられていた著書くらいには目を通し、少しは教養を身につけようと言う気になった。しかし、政治学という学問はモデルとしてやたら...
恥ずかしながら政治学というものにあまり目を向けたことがなかった。「政治」にしろ「政治学」にしろ「政治思想」にしろ大変新鮮なものとして受け止められた。この本に上げられていた著書くらいには目を通し、少しは教養を身につけようと言う気になった。しかし、政治学という学問はモデルとしてやたらに変数が多く物事を単純化することが難しくよほど強靭な頭脳を持っているかカンがするどいかでなければ、すぐ話がこんがらがってしまう。その変数の中にはもちろん人間の感情も含まれているのでなおさら厄介だ。しかし、今日政治学の遡上に上っている諸問題には真っ正面から取り組んでおかないといずれ何らかの形でツケがまわってくるのだろう。これから日本人もいろんな意味で大人にならんといかんだろうな。(私もその一人ですが。) **アメリカ やはりアメリカの成り立ちや思想のながれはおさえておくべきだなと。 **暴力 経済学では全てが金だが、政治学では暴力は強力なファクターとなりうるのか。 **主権 やはりホッブズくらい読んどかんと。 **憲法 権力を縛り政府の行動を制限するために憲法がつくられるんだということは、遅ればせながら近年知った。その憲法に国民の義務も入れようという議論はやはりおかしいということはもっと世の中で語られなければならないことだ。 **戦後民主主義 著者は、戦後のいわゆる天皇の人間宣言にかなり戦略的意味を認めているようだ。だとしたら戦前も戦後もだれかがずっとハンドルを握っていたのかなどと勘ぐりたくなる。 **歴史認識 日本人は特に歴史に無頓着だと思う。現状に満足するあまりボタンのかけ違えに気がつかないでいるとこの先かなりヤバい気がする。 **東北アジア 日本が置かれた立場をよく理解しておく必要はある。ただ東北アジアというくくりになった場合には我が国はかなり厳しい立場になるのではないかな。あまり将来は明るくないような…。
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政治学に関するいくつかのkeywordを取り上げ、どのような解釈や問題が起きてきたのかを概説している。 アメリカの共和制や理念や東北アジアなどの国や地域に対する考察と、暴力や主権・憲法などのトピックに分かれる。 彼は東北アジアはエネルギー問題や民主主義政策のスピードを根拠に、地...
政治学に関するいくつかのkeywordを取り上げ、どのような解釈や問題が起きてきたのかを概説している。 アメリカの共和制や理念や東北アジアなどの国や地域に対する考察と、暴力や主権・憲法などのトピックに分かれる。 彼は東北アジアはエネルギー問題や民主主義政策のスピードを根拠に、地政学的に朝鮮半島を中心にしてアジアを囲む4大国(中国、日本、ロシア、アメリカ)をまとめることこそが、今後の姿だと考えているため、日本の昨今の憲法改正議論や領土問題は危険だと考えている。そもそも戦後体制についても天皇の人間宣言は明治期のナショナリズムへの回帰だと言っていて、あまり感覚的にピンとこないというかモヤモヤした。 しかしそういう歴史問題を抱える隣国の感覚を知ることが、まず歴史問題や国交問題を考える上で大事なことだとも思う。 その意味では、この本はただの政治学の一般解説書としては各トピックの解説の分量が少なく物足りないかもしれないけども、為になる、考えさせられる本だと思う。
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政治学の入門にしては専門的な用語がちりばめられており、非常に難解であった。 日本のアジア化という考えには、今後のアメリカとの関係性と将来のアジアでの日本の立ち位置を深く考えさせる内容であったことと著者が「干物」と述べている各分野における古典というものがしっかりと学んで知識にして...
政治学の入門にしては専門的な用語がちりばめられており、非常に難解であった。 日本のアジア化という考えには、今後のアメリカとの関係性と将来のアジアでの日本の立ち位置を深く考えさせる内容であったことと著者が「干物」と述べている各分野における古典というものがしっかりと学んで知識にしておけば、まるで本物の干物のように噛めば噛むほど味がでてきて、骨董から輝く宝飾へと変わり十二分に現代に適応できるということが知ることが出来て古典の大事さを学んだ。
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