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全体性と内蔵秩序
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2005/11/25 |
JAN | 9784791762187 |
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全体性と内蔵秩序
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全然読み進まない ・的当性を理解する行為はアートである というのには痺れたけど 世界を理解するのに分割がよくないのは、その通り けど、分割された各部位は、「唯一つの全体的流動からの抽象」ということであれば、パルメニデスに遡るか、原始仏教なのか、しかし僕は、世界はそんなに人間...
全然読み進まない ・的当性を理解する行為はアートである というのには痺れたけど 世界を理解するのに分割がよくないのは、その通り けど、分割された各部位は、「唯一つの全体的流動からの抽象」ということであれば、パルメニデスに遡るか、原始仏教なのか、しかし僕は、世界はそんなに人間に都合の良いものではないと思う。 そんなに人間の形はしてない。 人間の形ではない宇宙を把握しようとして始まった自然科学の究極が、確かに人間の形になりつつあって危険だけど、だからといって究極を人間の形にすることは、科学の完全敗北では。 太陽系の外に飛んでいくように、人間の形の外に手を伸ばさない限り、科学は哲学だった(哲学なんだけど)に終わってしまうでしょ 全然進まない読書 それは通勤距離が短過ぎる仕事のせいか もう中座して別の本に参りたいところ、ニュートンの重力の発見は基本的には詩的なものである、みたいなズキュン発言によってズルズルちんたら読んでしまってる 世界は分割不可能な全体っておっしゃってますが、じゃあ、分割は人間の構造による創造かいな そんなことはないだろう 世界は分割可能だがしかし全体のまま 素粒子が波であり粒子である、みたいなさ それこそ、詩的なものであるのでは、と、思う 2018.3.ちょろりと再読
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書店で何故か哲学書のコーナーにあり、何となく手にとると興味を惹かれて買ってみた本。 しかし著者デヴィッド・ボームは、言わずとしれた20世紀の現代物理学/量子論の第1人者、超大物の一人である。 だが本書を読み始めると、内容がまさに哲学であることに驚く。 著者は人間の思考その...
書店で何故か哲学書のコーナーにあり、何となく手にとると興味を惹かれて買ってみた本。 しかし著者デヴィッド・ボームは、言わずとしれた20世紀の現代物理学/量子論の第1人者、超大物の一人である。 だが本書を読み始めると、内容がまさに哲学であることに驚く。 著者は人間の思考そのものを批判的に検討し、この世に多くの悲惨をもたらした過ちを回避する思考法を追求する。 ものごとを部分部分に分けてあたかもそれらが独立した事象であるかのように考えることは、便宜的には有効ではあるが、しかし現実=リアリティとは「全体」である、として批判する。 この全体とは、森羅万象、宇宙のすべて、世界、などと想定されているのだろう。複雑系の考え方に近いようにも思えるが、著者はそれとは関係なく、量子力学の研究からそこに至ったのである。 この哲学的思考は実に興味深く、人文系の読者はこんな本読もうと思わないのだろうけれども、是非一読をお勧めしたい。 もっとも、完全に哲学書としての文章は半分近くで突如途切れて、いきなり専門的な現代物理額の論文が挟まれる。これはかなり面食らったし、専門外の私には専門用語もよくわからず困惑したものの、後続の章(論文)では、次第に物理学上の探究から、前半部につながる哲学的考察に戻ってくる。現代物理学がひらく哲学的世界観の展開として、まことに興味深い。 非常におもしろい本で、是非後日再読してみたいのだが、その前に、量子力学の基礎について改めて復習し、理解を深めておく必要がありそうだ。
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ニューサイエンスの思想的なグルだったボームの論文集。といっても、きれいに章立てされていて、ほとんど重複せずに、話しが進んで行くので、1冊の本として読んで全く違和感がない。 個人的には、「学習する組織」関係で、ジョセフ・ジャウォースキーがこの本の書評を読んで啓示をうけて、翌日に...
ニューサイエンスの思想的なグルだったボームの論文集。といっても、きれいに章立てされていて、ほとんど重複せずに、話しが進んで行くので、1冊の本として読んで全く違和感がない。 個人的には、「学習する組織」関係で、ジョセフ・ジャウォースキーがこの本の書評を読んで啓示をうけて、翌日には著者に会いに行って、多くの示唆をうけたという話しが印象に残っていて、読んでみた。 前半の哲学、言語分析、科学史的な部分と最後のまとめの所は、文系の私にもよく分かったが、中盤の量子力学の解釈に関する部分は、難しかったな。最近、自然科学系も頑張って読んでいるけど、まだまだ修行が足りない。 といっても、他の部分がすらすら分かるかというと、そういう訳でもなく、全然分からないデリダを読んだあとだったので、なんとなく読みやすく感じる、といった程度の話し。 が、すべてをプロセス、生成として見るという考え方は、私の最近の認識論とぴったり同じなので、強く共感した。 多分、この考え方は、ボームが源泉であるというより、ホワイトヘッドをベースとして、ボームがその後の物理学の発展なども踏まえて、深めたものなんだと思う。 超難解であることで有名なホワイトヘッドでこれまで興味はもっても近寄らないようにしていたのだが、今年は、そこにも挑戦しなければならないな、という気になってきた。 まあ、デリダより、分かりやすいことを期待する。
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