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あの人と和解する 仲直りの心理学 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2005/10/19 |
JAN | 9784087203110 |
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あの人と和解する
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
再読中。バイブルにしようと思います。 和解に関する仕事をしていますが、どうしても妥協点 落とし所という認識です。 もう少し丁寧に聞いて伝えれば、満足度も上がるのでしょうか? 私は和解を仲介する立場じゃないけど。 むしろ身近な世界でこれまでとは違う結果が導き出せるのではないか...
再読中。バイブルにしようと思います。 和解に関する仕事をしていますが、どうしても妥協点 落とし所という認識です。 もう少し丁寧に聞いて伝えれば、満足度も上がるのでしょうか? 私は和解を仲介する立場じゃないけど。 むしろ身近な世界でこれまでとは違う結果が導き出せるのではないかと思います。 この学問どこに行けば習えるんだろう?
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トラセンド法という手法を用いて「和解」する手順を心理学者が解説した一冊。 夫婦間や会社の同僚との衝突をどのように解消して行くのか、実例を挙げて説明してある。これら個人間の問題の解決と和解へのプロセスはわかりやすい。 特に親しい同士であれば、表面に現れている問題ではなく、その根...
トラセンド法という手法を用いて「和解」する手順を心理学者が解説した一冊。 夫婦間や会社の同僚との衝突をどのように解消して行くのか、実例を挙げて説明してある。これら個人間の問題の解決と和解へのプロセスはわかりやすい。 特に親しい同士であれば、表面に現れている問題ではなく、その根底にあるわだかまりを解消する必要があるという主張は正しいように思えた。 個人の問題だけではなく、国際間についての問題にも触れているが、個人間においては「みんなと仲良く」という価値観を「批判」しながら、国と国との問題は「市民レベルで話し合えばお互い分かり合える」的に読める結論付けは、いわゆるお花畑な雰囲気を感じなくもないし、「日本人には努力が必要」という安直な結びも「本当に必要なものは努力なのか?」と考えると違和感がある。 ネイションや民族間の問題は個人間の問題と違い、自分は「他者の争いに巻き込まれてその争いを引き継ぐ」ことにあると考えていて、個人間の問題解決にはトラセンド法というのは最適なのかもしれないが、ネイションの問題が解決できるというのはちょっと大げさすぎると感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
◆和解というとき、一般には妥協によって解決されることが多いでしょう。しかしそれは「落としどころ」というように、双方に禍根が残るところも少なくありません。そこで著者は、妥協を超えた和解の方法としてトランセンド法(超越法)を提案しています。 【例】毎週日曜日に、妻はリビングで料理教室を開催したいが、夫はリビングでゴロゴロしたい(p. 48周辺から勝手にまとめてみる) 勝利:妻 100 : 夫 0…………夫がリビングを立ち去る → 夫「休みの日までおれの居場所はないのか」 妥協:妻 50 : 夫 50…………妻の料理教室は隔週にする → 妻, 夫「やっぱり毎週好きなようにすごしたい」 撤退:妻 0 : 夫 0…………妻と夫の双方があきらめる → 相手への不満や徒労感が残る 超越:妻 100 : 夫 100…………妻の料理教室に参加してみる → おたがいの苦労や欲求を理解し、心から納得する。新たな関係の構築 (この数値は、両者の要求の実現度を便宜的に数値として勝手に表現してみただけです) ◆ただし、超越法で焦点をあてられているのは、双方の利害を満たすことではなくて、「自分や相手との対話」によって問題を深め、相手への共感を得ることによって解決を図るということです。それまでたまらなく不快だった相手が、自分自身や相手の内面を知ることで見え方が変化し、そこから本当の問題がみえてくる。その対話は苦痛で大変なことだけれど、それを避けて妥協や我慢をするのは解決になっていない(だからといって、超越法が唯一の解決策だとは言っていない)。 ◆日本などでは、共同体のなかで三日三晩とことん話し合うことによってこの超越法を実践するような習慣(寄合)もあったのだけれど、きわめて非効率的なこの解決方法は、明快かつ効率的で表面的な解決方法によって淘汰されてゆきました(例えば、懲罰によるいじめの解決。いじめ”すなわち”悪とする二元的な考え方)。それは、対話と共感の喪失も意味していました。こうした現状に大して著者は、この超越法による解決を、組織や国家といったより広い範囲に適用する可能性をみています。 ◆対話と共感、そして和解、個人にとっても組織にとっても言うは易し行うは難しの一冊ですが、その考え方と実際例だけでも大いに刺激になる一冊でした。
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