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「戦時下」のおたく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2005/10/01 |
JAN | 9784048839297 |
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「戦時下」のおたく
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「戦時下」のおたく
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宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』を読んで以来 サブカルの本が面白くて続けて読んでいる。 「自分たちの生活空間が戦場にならない限りは 『戦時下』と感じない欺瞞」(P6) 現在のロシアのウクライナ信仰を思った。 「おたく文化領域の表現上の技法や美意識の いくつかは確実に『戦時下』に成立...
宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』を読んで以来 サブカルの本が面白くて続けて読んでいる。 「自分たちの生活空間が戦場にならない限りは 『戦時下』と感じない欺瞞」(P6) 現在のロシアのウクライナ信仰を思った。 「おたく文化領域の表現上の技法や美意識の いくつかは確実に『戦時下』に成立したものを 無意識に継承している」(P9) この指摘も目からウロコだった。 「『メカ』表現への肥大は、表層的には『SF』の 意匠によってオブラートされているが、『兵器の リアリズムを内在する」(P10) 鋭い指摘だ。吉本隆明が『エヴァ』への感想として 指摘しているというのも興味深い。 同じように裏事情や「萌え」システムの ラディカルな言及も面白く、 その表現も鋭かった。 「『おたく文化』の本質は『表現』なのではなく 『テクノロジー』なのである」(P11) 「少女に革命へのロマンを仮託することの限界、 理想を少女に象徴させ、己が責任を肩代わり させることでしか絶望の中の希望をかたれない 『零落したマッチョイズム』」(P153) 「80年代に乙女ちっく少女漫画を男性向けに カスタマイズすることで発展した萌え系ラブコメ というジャンルは、学生時代のノスタルジーを 想起させる舞台設定上に美少女キャラクターの 架空の日常を展開するタイプの物語が 多くを占めている」(P156) 「大半の『男の子』が過ごしてきた学生時代に 乙女ちっくな美少女なんてものは存在しなかった はずであり、その事実を隠蔽し、忘却するために 『男の子』たちは、箱庭を作り上げるかのように 虚構の原風景をカスタマイズし、最適化された 環境を構築していった」(P156) 「押しかけ女房ものという萌え系ラブコメの 定番フォーマット」(P157)
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「バリバリのハト派」と同じくサブカルチャーが戦争となじむかどうかって話を男性が書いてみたらこうなったって感じ。
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