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マヂック・オペラ 二・二六殺人事件 ハヤカワ・ミステリワールド
定価 ¥2,200
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2005/11/30 |
JAN | 9784152086716 |
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マヂック・オペラ
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マヂック・オペラ
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
購入以後10年以上本棚に忘れていたものを改めて初読する。10年経って読んでみると、やはり少し構成や文体が古く感じてしまう。 たくさんの興味深い登場人物が、それぞれどう関わっているのかが、十分に整理されないままのように思った。
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どこかのブックガイドから。意図した訳じゃないんだけど、本作も二・二六事件にまつわる物語だった。偶然~。さておき、知名度も人気も宮部作品の方が上なんだろうけど、自分的にはこちらに軍配。改めて思うけど、やっぱり主人公の人物造形の良し悪しで、かなり明暗が分かれる。記憶が新しいこともあり...
どこかのブックガイドから。意図した訳じゃないんだけど、本作も二・二六事件にまつわる物語だった。偶然~。さておき、知名度も人気も宮部作品の方が上なんだろうけど、自分的にはこちらに軍配。改めて思うけど、やっぱり主人公の人物造形の良し悪しで、かなり明暗が分かれる。記憶が新しいこともあり、どうしても”蒲生邸”と比べて、って読み方になってしまったけど、本作は、より史実寄り。怪人二十面相みたいな突拍子もない設定を入れつつも、歴史の暗闇に斬りこむ作業にもかなりの熱量が注がれている印象。って、事件に全然詳しくない自分が何をかいわんや、ではあるけど。単行本上下段で500頁近い分量には正直ちょっと疲れたけど、でもスリリングな読書体験でした。できれば本作を含むオペラ三部作を読破したいけど、時間がな~…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和史をテーマにした骨太なミステリーです。この作品では二・二六事件がテーマとなっていて、史実と虚実が入り混じり、「虚」が「実」だったのではないかと錯覚するような作品になっています。現実を舞台にノンフィクションを創造するタイプの小説としては、非常に出来が好いと思います。 何も前情報なしに読んだのですが、どうやらこの作品は著者の「オペラ三部作」と呼ばれるもののうち、二作目にあたるようです。とは言っても、恐らく三部作に共通するのは主人公格で登場する「黙忌一郎」という人物のみで、それ以外は別個の作品になっているかと思われます。 置屋で殺された芸者の死の真相を巡る中で、徐々に明らかになっていく新たな事実や人間関係は、非常に複雑。登場人物は恐らく20名程度で大して多くはないのですが、そのうち3割ぐらいは歴史上の実在の人物だったりするので、「この実在の人物と、この創造の人物が関係するのか?」と考え込んでしまうと、頭の中は一気に混乱します。 内容的にもページ的にも(ハードカバー、1ページ2段組で450ページ強!)ヘビーなので、軽々しく勧められるものでもないですが、日本の近現代史に関心が深い人ならば特に面白く読めるはずです。
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