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「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 中公文庫
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「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 中公文庫

エリザベス・キューブラー・ロス(著者), 鈴木晶(訳者)

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「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2005/10/25
JAN 9784122045941

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2024/02/17

「死ぬ瞬間」ではなく「死の宣告」との付き合い方。 人間とは、楽しみを得るまでの予感に幸せを感じる生き物である。ならば、逆に、余命を告げられたなら、不安や緊張、絶望にアプローチしていく自分をコントロール仕切れるだろうか。 死の受け容れ方。「否認、怒り、取引、抑うつ、受容」と標準...

「死ぬ瞬間」ではなく「死の宣告」との付き合い方。 人間とは、楽しみを得るまでの予感に幸せを感じる生き物である。ならば、逆に、余命を告げられたなら、不安や緊張、絶望にアプローチしていく自分をコントロール仕切れるだろうか。 死の受け容れ方。「否認、怒り、取引、抑うつ、受容」と標準的なコース。但し、これを必ずしも辿るとは限らないのだという。本著では質問形式でこうした各段階における戸惑いへの対処などに答えられる。が、残念ながらあまり参考にならない。人生がオリジナルであるように、死もまた、オリジナルであり、誰かの対応を模倣するものではなく、個人的な戦いだという気がするからだ。 死は絶望なのか。詭弁を弄さなければ、死は生を拒絶する者以外には、等しく絶望に違いない。しかし、無は知覚されぬために絶望は継ぎ目なく、瞬時に希望に繋がるはずだ。輪廻転生があるなら死んだ瞬間に生まれているし、または、輪廻転生に類似した現象が起こり得るまで、また一瞬である。なんてことはない。質疑に答える人間も何の答えも持っていないのだから、死は各々の空想によってオリジナルだという事だ。人生同様に。

Posted by ブクログ

2021/07/18

死を忌まわしい、遠ざけたいと思うのは、自分の死を考えることを避けたいのと日頃からそのような場面を経験する事が稀有だからだろう。子どもに葬式に出席させる、このような本を読む事で、死が生の一部である事を感じることができる。臨死の人に寄り添う職業は、問題が起こった時に悪人のように取り上...

死を忌まわしい、遠ざけたいと思うのは、自分の死を考えることを避けたいのと日頃からそのような場面を経験する事が稀有だからだろう。子どもに葬式に出席させる、このような本を読む事で、死が生の一部である事を感じることができる。臨死の人に寄り添う職業は、問題が起こった時に悪人のように取り上げられるし、それでなくとも精神的にきつい。気持ちの切り替えが大事とあるが、相当な経験と覚悟が必要なのでしょう。2021.7.18

Posted by ブクログ

2011/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 タイトルの通りの内容なのだが、著者の回答を読んでいると、死を目前にした患者に向き合うことは、自分の生に誠実であることなのか、と感じた。そしてそれは、相手が生きていることを尊重することでもあり、自分も同じように尊重されることである。  「向き合う」という言葉の意味を考えるきっかっけになった。

Posted by ブクログ

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