阿片王 満州の夜と霧
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阿片王 満州の夜と霧

佐野眞一(著者)

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阿片王 満州の夜と霧

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2005/07/29
JAN 9784104369034

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商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2023/10/27

里見甫の伝記ではあるが、時系列ではなく取材順に書かれているので人生のストーリーはわかりにくい。大河ドラマで採り上げてほしい。

Posted by ブクログ

2021/08/07

「日中戦争は二十世紀の『アヘン戦争』だった」 (p263)。 魑魅魍魎蠢く戦前の満州、上海。そこで阿片密売で巨大な影響力を奮った日本人、里見甫。 日本軍や中国の軍閥に至るまで想像を絶するネットワークを築き、その人脈は岸信介やら笹川財団など戦後にまで及ぶ。莫大な富を得ながら、アジ...

「日中戦争は二十世紀の『アヘン戦争』だった」 (p263)。 魑魅魍魎蠢く戦前の満州、上海。そこで阿片密売で巨大な影響力を奮った日本人、里見甫。 日本軍や中国の軍閥に至るまで想像を絶するネットワークを築き、その人脈は岸信介やら笹川財団など戦後にまで及ぶ。莫大な富を得ながら、アジアに巣食う怪しげな連中に乞われるままに金をばら撒き、遺産はほとんど残さなかった。 有名なアヘン戦争後も、中国において阿片の取り合いは続いた。軍閥から国民党、共産党に至るまでの各勢力にとっての最重要の資金源であり、それは関東軍や上海の日本軍にとっても例外ではなかった。 当時の日本軍がやることなすことの全てが悪との立場はもちろん私は採らないが、混迷を極める大陸で甘い汁を吸うために戦争を歓迎していた人間は軍部にも民間にも大勢いた。 昭和天皇は「なぜ上海駐留の我が軍将兵の預金口座がこんなに増えているのか」と軍にご下問されたという。 そんなデタラメな状況のキーパーソンでありながら、どこか仙人のような不思議な風格さえ漂わせる里見に著者も魅了されたのであろう。細部の取材のこだわりはさすが。 戦争の是非やら、愛国やら断罪やらを傍に置いて、戦争のある日常において、ある意味現代と全く変わらない下世話な生活感、大金をせしめる高揚感、それらを飲み込むえげつなさと一筋の光、そんなものががひしひしと伝わってくる本。

Posted by ブクログ

2013/01/08

人物を追うことで歴史を研究するってのは、このあたりの近現代史(70年前)が限界。次々に鬼籍に入る証言者を追っていくスリルは魅力的。このルポを楽しむポイントは「行間を読む」ように不可解な部分を見逃さないこと。たとえば、、さらっと最後に記載された阿片王自身の阿片使用についてとか、最初...

人物を追うことで歴史を研究するってのは、このあたりの近現代史(70年前)が限界。次々に鬼籍に入る証言者を追っていくスリルは魅力的。このルポを楽しむポイントは「行間を読む」ように不可解な部分を見逃さないこと。たとえば、、さらっと最後に記載された阿片王自身の阿片使用についてとか、最初から話題になっている最重要人物である「忘れ形見の人」の証言がほとんど無いことなど。これは如何してでしょう?

Posted by ブクログ

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