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散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
| 発売年月日 | 2005/07/30 |
| JAN | 9784104774012 |

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散るぞ悲しき
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商品レビュー
4.6
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2026 04/01 家族に送った手紙や決別電報から読み解く栗林忠道中将の人となり。家族に当てた手紙には、お勝手の床板の隙間風の塞ぎ方を図入りで説明したり、風呂の水垢を取る方法を書いていたりと、とても真面目でマメで家族想いな人だとわかる。非常に厳しい硫黄島の毎日とは少しズレた日常...
2026 04/01 家族に送った手紙や決別電報から読み解く栗林忠道中将の人となり。家族に当てた手紙には、お勝手の床板の隙間風の塞ぎ方を図入りで説明したり、風呂の水垢を取る方法を書いていたりと、とても真面目でマメで家族想いな人だとわかる。非常に厳しい硫黄島の毎日とは少しズレた日常が手紙の中にはあって、それがとても辛い。 本書の後半は読みながら、涙が出たり「ああ、、、」と声が出たり、息が止まりそうになりながら読んだ。 あの有名な星条旗の写真。旗竿が摺鉢山の瓦礫の中から拾われたパイプだとは知らなかった。日本軍が雨水を集める為に貯水槽に取り付けていたものだった。水のない硫黄島で戦った日本兵にしかその価値はわからない。 戦後、自衛隊の輸送機から島を見た日本兵の遺族の「……こんなに狭いところでねえ」のつぶやきが胸に迫る。 遺骨収集に参加した遺族が、はじめは軍手をはめて作業をしていたのがすぐに素手で骨を拾うようになった理由が悲しい。 軍手をしていると掴んだ骨が手から離れない。火葬した骨とは違い、置き去りにされた遺体がそのまま風化した骨は、表面がべたついている。だから軍手にくっついてしまう。ここまで読んで私は、効率よくできるだけ多くの骨を収集する為の素手だと思った。だが続く「それはまるで、やっと本土から迎えに来てくれた人の手から、絶対に離れまいとしているかのようだったという」の文章を読んで、自分は何て浅はかだと思った。戦争の本当の悲惨さ、故郷に戻れず戦死した人たちの無念に想いを至ることができていないと思った。 大本営には憤りを覚える。逃げ場の無い小さな島に2万もの兵を送り、生きることと死ぬことのすべてが戦いだった硫黄島に閉じ込め、そして見捨てた。 そしてその大本営は、決別電報を改変した。 本土の人々が永遠に知ることのない、将兵たちの生きざま死にざまを伝え残す為の言葉を。 とても辛い読書体験だった。でも読んで良かった。本当に良かった。またいつか再読したいと思う。
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映画「硫黄島からの手紙」を見て、 栗林さんのことは知っていたが、 この本を読んでさらに彼に対する理解が立体的に深められた感じがする。 映画では、驚くほど事実に忠実に栗林氏たちのことが 描かれていることが分かった。 唯一、異なる点があるのだが、 そのことを知ると、 ますます人間と...
映画「硫黄島からの手紙」を見て、 栗林さんのことは知っていたが、 この本を読んでさらに彼に対する理解が立体的に深められた感じがする。 映画では、驚くほど事実に忠実に栗林氏たちのことが 描かれていることが分かった。 唯一、異なる点があるのだが、 そのことを知ると、 ますます人間としての彼が迫ってきて、 ひとりの人間の生き様として感じるものがあった。
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2016/12/07 読了 梯久美子さんによる、ノンフィクション物語。 硫黄島で総指揮官として兵士2万人を率いて戦い抜いた、栗林忠道中将について描かれている。兵士を大切にし、彼らと同じように質素な生活をする心の広い指揮官であり、硫黄島を隅々まで調べて陣地と作戦を練る頭の切れる...
2016/12/07 読了 梯久美子さんによる、ノンフィクション物語。 硫黄島で総指揮官として兵士2万人を率いて戦い抜いた、栗林忠道中将について描かれている。兵士を大切にし、彼らと同じように質素な生活をする心の広い指揮官であり、硫黄島を隅々まで調べて陣地と作戦を練る頭の切れる戦略家であり、本土に残した家族を思う父であり、妻を愛する夫であった。 非常に史実に忠実で、多くの手記や手紙を元に物語は展開される。硫黄島について、太平洋戦争について、深く知りたくなった。
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