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禅と脳 「禅的生活」が脳と身体にいい理由 「禅的生活」が脳と身体にいい理由
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大和書房/ |
発売年月日 | 2005/05/18 |
JAN | 9784479391197 |
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禅と脳 「禅的生活」が脳と身体にいい理由
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脳神経学者と禅僧の対談。学者は禅の、禅僧は脳神経科学の知識があるので、意見が食い違うところはあってもテーマを深く掘り下げた会話ができている。瞑想で大脳皮質を休ませて脳幹に活動させる。夢と脳波、100匹目の猿と共時性、オーケストラの指揮者であり町のお寺であるセロトニン神経、呼吸法や...
脳神経学者と禅僧の対談。学者は禅の、禅僧は脳神経科学の知識があるので、意見が食い違うところはあってもテーマを深く掘り下げた会話ができている。瞑想で大脳皮質を休ませて脳幹に活動させる。夢と脳波、100匹目の猿と共時性、オーケストラの指揮者であり町のお寺であるセロトニン神経、呼吸法やリズミカルな運動の効用。
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気や夢についての科学的考察はおもしろい。 瞑想は自身の身体感覚に集中する以外にも、事象の観察に集中することでもできるのですが。まさにカトリック式想像瞑想。観察すれど評価しない、あるいは言語に依らない観察はすこぶる難しい。観察中は完全情報を捉えてる感じがするけど。実は見てるもの以外...
気や夢についての科学的考察はおもしろい。 瞑想は自身の身体感覚に集中する以外にも、事象の観察に集中することでもできるのですが。まさにカトリック式想像瞑想。観察すれど評価しない、あるいは言語に依らない観察はすこぶる難しい。観察中は完全情報を捉えてる感じがするけど。実は見てるもの以外全く見えていない。つまり?
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Sun, 12 Jul 2009 同僚のcomputational ニューロサイエンティスト(?)というか神経スパイク予測の専門家 K先生と いつものように馬鹿話をしていて, NIRSで何を測るか? みたいなはなしから 「なかなか,ノイズのけてちゃんとした結果とれないですよ...
Sun, 12 Jul 2009 同僚のcomputational ニューロサイエンティスト(?)というか神経スパイク予測の専門家 K先生と いつものように馬鹿話をしていて, NIRSで何を測るか? みたいなはなしから 「なかなか,ノイズのけてちゃんとした結果とれないですよねー」 「じゃ,逆に何も出ないのがすごいとか!」 「無ですよ,無!無を計測しましょう!」 「う~ん.禅ですか!?」 「禅!」 とか,話ていて,ネットで調べてみたら やっぱり,禅やヨガで脳活動計測している人とかいるんですねー. 半分,こわいものみたさで,興味がわいてこんな本を読んでみた. ら, 意外に(失礼)面白かった!!! これも一種の領域横断のコラボレーション,コミュニケーションといえるのだろう. 異分野のコラボレーションで良くないのは,言葉の意味がくいちがい平行線,みたいなの. それでもお互い偉いから,相手を否定しきらないように,さぐりつつ,お茶が濁される. (まぁ,専門家委員会とか,審議会とかもそうなりがち???) それに対して,本書は成立している. さて,本書では ストレスを緩和し,脳全体の状況をととのえるセロトニン神経を専門にする東邦大医学部教授の有田先生と, 小説家で臨済宗僧侶である,玄侑和尚の対談形式で進む. 有田先生には禅とセロトニンの関係にかなりつよい予想と仮説があり,しかし,それを意識的にコントロール出来ているという禅宗の和尚に対するリスペクトがある. 玄侑和尚自体も みずからの経験ベースの話を左脳・右脳だとか,前頭葉とか,科学的知識を恐れることなく柔らかに用い説明しようとする. それに対し,有田先生が 「いや,言語=左脳,運動=右脳というより,大脳と脳幹の上下で捉えた方がいい.」 というサジェストには素直に「そうですか」と,取り込んでいく. その一方で科学者相手に 「[気]が重要だと思う」 と科学とは相容れなさそうな未知のものを恐れず語る事も忘れない. 脳科学のスキームで脳機能の解明を進めるの事にある種の限界が感じられる中, また,薬物による治療が脳のような複雑なシステムにどれほど効くのか分からない中 脳のシステムに対して意識・心の作用で働きかけ,自らの精神・肉体を健康に保てるのなら,それを非科学といって退けるのは,必ずしも正義ではない. 精神病にもしばしば有効なのはナラティブ(語り)だといわれている. むしろ,物質還元に走るのではなく,物質での説明を用いながら科学が,そのような東洋的,システム論的な療法の解釈・サポートに回るような柔軟さが必要なのかもしれないと,思わされたりしたのでした. 同時に禅や瞑想 などと,リズム運動や言語機能との関わりなどについても,いろいろ議論されていて面白かった.
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