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新しい株の本 なぜか日本人が知らなかった
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ランダムハウス講談社/ |
発売年月日 | 2005/07/22 |
JAN | 9784270000816 |
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商品レビュー
4.1
40件のお客様レビュー
ベースにはグレアムの「賢明なる投資家」、リンチの「株で勝つ」があるように思う(両者ともきわめて有名な著作なので当然と言えば当然だが)。ほかの方のレビューで、2005年の著作であるから「古い情報」だという言及がなされているが、私はそうは思わない。1970年代に耳目を集めたランダムウ...
ベースにはグレアムの「賢明なる投資家」、リンチの「株で勝つ」があるように思う(両者ともきわめて有名な著作なので当然と言えば当然だが)。ほかの方のレビューで、2005年の著作であるから「古い情報」だという言及がなされているが、私はそうは思わない。1970年代に耳目を集めたランダムウォーク理論は、今でも投資家にとって重要な基礎的理論だし、バフェットの投資手法を頭に入れていない投資家はいないだろう。それらの投資理論は成立から長い時が経っているのにもかかわらず、重要さはさほど衰えていない。それに照らせば、本書の情報は、必ずしも時間の経過によって価値が毀損されるものではないと言える。むしろ、ITバブル崩壊後に著された本書は、日経平均株価が市場最高値を更新した今こそ見返すべき価値があるのではないだろうか。 本書は、先に挙げたようなグレアムやリンチの理論を、噛み砕いて上手く結びつけたものであると思う。彼らの著作を既に読んだ者にとっても、あらためて理解を深める助けになるだろう。 テクニカルもファンダメンタルズもなんとなくわかる、ただしその「なんとなく」から脱却できずにいる中級者投資家にこそ勧めたい書。
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バリュー投資において、企業価値、株主価値、潜在的な株価の算出の重要性は高い。簡易な計算式とロジックを提供してくれている。2005年の本だけど、基本的な概念はまだ、有効だと思う。 潜在的な株価と実際の株価に大きな乖離があれば、割安に購入できる可能性がある。以前勉強した成長性指標と...
バリュー投資において、企業価値、株主価値、潜在的な株価の算出の重要性は高い。簡易な計算式とロジックを提供してくれている。2005年の本だけど、基本的な概念はまだ、有効だと思う。 潜在的な株価と実際の株価に大きな乖離があれば、割安に購入できる可能性がある。以前勉強した成長性指標と合わせて見ると良いかもしれない。
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筆者の主張は一貫していてわかりやすい。株式投資は価値と価格の差を見抜くゲームであり、そのゲームを勝ち抜くために、価値の評価の仕方と、情報格差と感情バイアスについて学ぶ必要がある、とのこと。 価値は(事業価値+財産価値−負債)を発行済株式総数で割る。事業価値は営業利益のを1...
筆者の主張は一貫していてわかりやすい。株式投資は価値と価格の差を見抜くゲームであり、そのゲームを勝ち抜くために、価値の評価の仕方と、情報格差と感情バイアスについて学ぶ必要がある、とのこと。 価値は(事業価値+財産価値−負債)を発行済株式総数で割る。事業価値は営業利益のを10倍する、財産価値は流動負債に1.2をかけたものを流動資産から引いて固定資産の投資部分を足す、などとある。簡便に説明しているが、本来は会計学の知識が必要である。 明朗で一貫していて分かりやすい良書である。
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