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バトル・オブ・エクソシスト 悪夢の25年間 Kawade Cinema Books
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2005/01/30 |
JAN | 9784309267999 |
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バトル・オブ・エクソシスト
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バトル・オブ・エクソシスト
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画エクソシストの企画が持ち上がるまで、そして撮影時のエピソード、最後は当時を振り返るブラッティとフリードキンのインタビューが載ってるんだけど、これ、さ…… 。 悪魔祓いについての記事を読み、悪魔が存在するなら天使も神も、永遠の生命も存在するに違いない。信憑性のある記事にしてまとめれば、神の存在に疑問を持つ者たちに一石を投じて、疑問を解くことができるのでないだろうか、という信仰厚い青年ブラッティの思いから、全てが始まるんだよね。 そうして、ブラッティの小説「エクソシスト」が書き上がる。友人のシャーリー・マクレーンが映画化しようと言い出し、いろいろあった末に若くしてオスカーを受賞したフリードキンが監督に抜擢される。あの、フリードキンだ。 フリードキンはブラッティの脚本を「不必要に凝りまくっている」ために、撮影を拒否するのだ。代わりに原作小説に立ち返り、アドバイス?をするのだが…… この本は、フリードキン×ブラッティである(間のは深読みなしで)。映画のためならさらっと嘘の宣伝もする。撮影、果てはエクソシストを上映する映画館に対しても一切の妥協を許さない、狂気じみたフリードキンの言動に振り回され続けた原作者のブラッティの苦悩の25年間を主に描くのである(ちなみにエクソシスト公開当時のフリードキンの話は、同監督作品「BUG」の特典映像でたっぷり聞けます。あの徹底ぷりは恐ろしいぞ。) ブラッティがどんなにオリジナル・エンディングをおしても「いらん」とばっさり切り捨てるフリードキン。彼が映画エクソシストをあくまで映画として作ろうとする以上、心の救在を残したいブラッティは妥協しつづけねばならない。それでも離れない2人の関係が読んでいて非常に興味深いんです。 最後の方まで「あぁ、ブラッティ哀れ」と思っても、カタルシスが訪れるんですねーきちんと。おおおお!と声をあげたくなりましたよ。それに、何だかんだ仲は良いんだよね。撮影当時の2人が肩組んでる後ろ姿の写真とかに、きゅん、としちったよ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画『エクソシスト』の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティと、監督ウィリアム・フリードキンの『二人のビル(或いはビルとビリー)』による、25年間に渡る『エクソシスト』議論の集大成。 かたや原作を尊重しろと言い、素人目に見ても無理のある映画作りを要請するブラッティ、対して映画監督であるからこその拘りでバッサバッサと撮影済みシーンも要望も切って捨てるフリードキン。大抵の場合、ブラッティがフリードキンに説得される(丸め込まれる)かガン無視される形で映画が出来上がるのだが、ブラッティが『今でも根に持ってる』と言えばフリードキンも『あの時はごめんな』とか答えたりして何だこの夫婦ゲンカ。25年間もまあ仲のいい事。でも確かに原作はすごく面白かったけど、映画としてはやはりフリードキンに軍配を上げたい。ブラッティの言う通りに作っていたら恐ろしく冗長になっていたことだろう。フリードキンの言う通り、映画に全部説明してもらう必要はないわけだし。ことにラストでカラスが復活を遂げるとか全然駄目。超だいなし。そこまでやらなくても、あの映画には充分救済があると思う。キングの『シャイニング』でも思ったが、原作者が一番作品を理解しているというのに異論はないが、それを映画で見せるとなると話は別なのだ。そういえばこの映画で二人の神父は同性愛者で、それを阻むものを滅ぼす為に悪魔祓いを執り行うとか何とか斜め上空を遥かにぶっ飛んだ解釈があったらしい。いつの時代もそういう人っているのか。つか同性愛って悪魔の仕業らしいから意味通らないじゃん。そこで言われている神父ってメリンとカラスなんだろうけど、どっちかと言えばあの映画(小説)ってダイアーとカラスじゃないかなと。だから違うって。でもダイアーいい奴すぎ(特に小説の)なんだよなあ。
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