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笑いを忘れた日 伝説の卓球人・荻村伊智朗自伝 卓球王国ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 卓球王国/ |
発売年月日 | 2006/01/23 |
JAN | 9784901638173 |
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笑いを忘れた日
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印象に残ったのは、戦後すぐの国際大会での反日感情の強さ。ロオドンの世界選手権では、日本選手がサーブミスをすると拍手、スタンドで足を踏み鳴らしたり「これが紳士の国のイギリス人がやることか」と感想を書いています。審判も敵で、日本選手がリードしていると、わざとボールを踏み潰し、硬い球を...
印象に残ったのは、戦後すぐの国際大会での反日感情の強さ。ロオドンの世界選手権では、日本選手がサーブミスをすると拍手、スタンドで足を踏み鳴らしたり「これが紳士の国のイギリス人がやることか」と感想を書いています。審判も敵で、日本選手がリードしていると、わざとボールを踏み潰し、硬い球を渡したとか、観客がスマッシュミスを狙って、号砲を鳴らすとか。 皇室とのエピソードも。都立大時代に過労で倒れて武蔵野日赤病院に入院した際、巡行に来た天皇にわざわざ会うため退院を伸ばし、「どうですか」「はい。だいぶよくなりましたからもうすぐ退院します」「あ、そう」という会話をしたとか。 東宮御所に伺い、秋篠宮に卓球の手ほどきをしたとのくだりも。当時皇太子の上皇については「卓球の方はほとんど選手クラス」でときどきプレーしたとか。エリザベス女王の戴冠式に皇太子が出席した時、訪英に反対する社説を掲げた新聞があった話題になり、「荻村さん、それは〇〇という新聞と、××という新聞です」とつぶやいたエピソードを紹介し、18、19歳の皇太子にとって「非常にショッキングな出来事だったのではないかと思うのです」と振り返っている。 荻村と上皇は同世代。戦後の対日感情の厳しさを肌身にしみて感じたからこそ、心の交流ができたのであろう。
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