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マジック・キングダムで落ちぶれて ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 2005/08/31 |
| JAN | 9784150115265 |
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マジック・キングダムで落ちぶれて
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マジック・キングダムで落ちぶれて
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
岡田斗司夫氏のYouTUBE番組から存在を知って手に取った1冊。かねてより岡田氏は、お金の代わりに評価で経済を回す社会という評価経済のアイデアを提唱してきたことで知られる。そんなお金でなく評価で人々が測られ、それが経済の主体になっている世界を描いたSFだというので、興味を惹かれた...
岡田斗司夫氏のYouTUBE番組から存在を知って手に取った1冊。かねてより岡田氏は、お金の代わりに評価で経済を回す社会という評価経済のアイデアを提唱してきたことで知られる。そんなお金でなく評価で人々が測られ、それが経済の主体になっている世界を描いたSFだというので、興味を惹かれたのだった。 一読して、ガッカリ感のほうが勝った。徒労に終わった感がぬぐえない。 本書では、人類がすでに人格や記憶のバックアップ技術を獲得し、クローン技術と合わせて事実上の不死を実現させた設定だ。人々は常時好きな時に自分のバックアップを取っておき、肉体が病気やケガでダメージを受けた際にそれを脱ぎ捨てて新たなクローン肉体にインストールする。バックアップ時の意識はそのままで「再生」するのだ。あたかも古いパソコンからデータを抜き取って保存し、新しいパソコンにインストールするような具合に。 フリーエネルギーの技術も完備されたこの未来社会では、生存に必要なあらゆるものは無限に手に入るので、そもそも生きるために働く必要がない。金を稼ぐことが無意味な世界なのだ。その代わりに、人からどれだけ尊敬されているか、感謝されているかで測られる。それが「ウッフィー」と呼ばれる仮想通貨で測定される仕組みだ。おまけにこの世界では、人々の頭の中がネットワークに接続されていて、その「ウッフィー」値が誰でも一目瞭然にわかる仕掛けになっている。つまり、誰がどれだけの財産を持っているかが見た瞬間にわかるわけだ。 「ウッフィー」値いかんで他人から受けられるサービスの良し悪しが決定される。だからこそ、人々は善行を積んだり人に気に入られる活動をチョイスし、評判を落とす行為は極力慎むよう心掛ける。犯罪の抑止効果も期待できよう。 事実上の不死の実現、労働からの解放、合理的な犯罪抑止の仕組み等々、これだけ舞台が揃えばいかに壮大なスケールの物語が展開されるだろうか。そう期待して読んだが、なんと話の筋は、ディズニーランド内で起こったすったもんだに終始するのである。せせこましい人間集団が派閥争いをし、主人公が殺される殺人事件が発端となって彼の心象風景がいろいろ変遷し、彼を取り巻く人間関係にいろいろわちゃわちゃと騒動が起きるが、ベースとしてすべて遊園地内の出来事なのである。あれほど壮大なスケールでドヤ顔で設定を打っておきながら、こんな些細なせせこましさはいったい何なのだ! 何度読書を中断しようかと思ったほどだった。 もし人々が死ななくなり、生きるための仕事もなくなり、命の危険も感じる必要がなくなる世界が実現したら、いったい人はどうやって時間をつぶせばいいのだろう? 当然、次はそこに問題意識が移っていく。古来より永遠の命が切実に求められ、働かずに済む無限の金が求められるのも、すべては有限だからだ。その有限のくさびが取っ払われれば、人はどう振舞いたがるのか。あるいは、どう振舞えばよいのか。無限の時間は、永遠の絶望でしかないのかもしれない。本書でも、「デットヘッド」といって、一時的に肉体を捨て、意識だけの存在として保存されるシステムがある。生きるのにあまりに退屈しきった場合の選択肢の一つとして活用されているのだ。 このように、テーマを掘り下げればいくらでも壮大なスケールの物語世界が展開される可能性を秘めているにもかかわらず、あまりにみみっちいドタバタ喜劇で終始した本書には、読了後の徒労感が大きい。 そうはいっても、永遠を得た社会において、それでもなお「希少性」や努力、なにかに対する情熱を追い求める主人公たちの格闘が本書に幾分かの読みごたえを添えてくれたように思われる。 とまれ、お金でなく評価で人々の「豊かさ」が測られ、希少性の代わりに評判が幅を利かす社会の描写をいくらかでも参考にできた面はあっただろう。
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うーん、設定は面白いけどストーリー的には……普通かな。 「ビッチャン世界」というのは変な翻訳だな、と思ったけど原著でも"Bitchun Society"らしい。 作者はクリエイティブ・コモンズに参加しており、原著は著者のウェブサイトで無料公開されている。 h...
うーん、設定は面白いけどストーリー的には……普通かな。 「ビッチャン世界」というのは変な翻訳だな、と思ったけど原著でも"Bitchun Society"らしい。 作者はクリエイティブ・コモンズに参加しており、原著は著者のウェブサイトで無料公開されている。 https://craphound.com/down/Cory_Doctorow_-_Down_and_Out_in_the_Magic_Kingdom.pdf
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不老不死の「ビッチャン世界」。無限のエネルギーがあり、身体の寿命がなくなった時代。10カ国語を習得し、交響曲を3作完成させ、職場と仕事の消滅を見届けたジュールズは、少年時代の夢だったディズニー・ワールドで働くという夢を実現した。 不老不死を敵として逆らう人たちは、皆死んでいなく...
不老不死の「ビッチャン世界」。無限のエネルギーがあり、身体の寿命がなくなった時代。10カ国語を習得し、交響曲を3作完成させ、職場と仕事の消滅を見届けたジュールズは、少年時代の夢だったディズニー・ワールドで働くという夢を実現した。 不老不死を敵として逆らう人たちは、皆死んでいなくなった後の世界というのが、なるほどです。不老不死になったらどうなるか、かなり論理的に考察した結果が描かれているのでしょう。
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