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戦国時代の終焉 「北条の夢」と秀吉の天下統一 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2005/08/25 |
JAN | 9784121018090 |
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戦国時代の終焉
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
北条が滅んで、島津が滅ぼなかったのは、「北条の夢」に固執したか否かの違いではないかと感じた "西のいいなりになるものか"という坂東の意地なのかな?
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信長の関東進出から、秀吉の北条征伐までの経緯を記述したもので、北条征伐が始まって小田原開城までは一切言及しないところは特徴的。北条の東国制覇という夢が膨らみ滅んでいく道程は、その後から俯瞰すると中央の情勢を甘くみたというように見えるが、北条は、信長に平伏し、婚姻同盟により、東国で...
信長の関東進出から、秀吉の北条征伐までの経緯を記述したもので、北条征伐が始まって小田原開城までは一切言及しないところは特徴的。北条の東国制覇という夢が膨らみ滅んでいく道程は、その後から俯瞰すると中央の情勢を甘くみたというように見えるが、北条は、信長に平伏し、婚姻同盟により、東国で命脈を保とうとはしたが、信長の横死を受けて、一気に牙をむき、巨大化する秀吉との敵対関係を意識しながら、家康と結び、なおも北条の夢を実現しようとした。家康が秀吉に臣従した後も、帰順を求める秀吉への態度は緩慢で、北条氏規が上洛し、秀吉に一度は赦免されたあと、秀吉からの氏政氏直親子の上洛要請を拒否するまでもなく、時間を費やしていく様は切ない。 本能寺の変の後、家康と北条が、東国静謐の名目として織田信雄を後ろだてにしていたことや、この両者が甲斐で争った際には、数に劣る家康が、武田勝頼が滅亡の際に捨て去らざるをえなかった新府城によって勝利したことに感慨をうけました。
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後北条氏。 といえば、初代伊勢宗瑞、2代氏綱、3代氏康がその最盛期で、4代氏政、5代氏直は能力が劣り、その勢力を衰えさせるというのが、私の認識。 しかし、この著作では氏政、氏直親子が試行錯誤しながら、「北条の夢」を追い、豊臣の天下に抗った。 その姿は凡庸ではなく、非凡。 ...
後北条氏。 といえば、初代伊勢宗瑞、2代氏綱、3代氏康がその最盛期で、4代氏政、5代氏直は能力が劣り、その勢力を衰えさせるというのが、私の認識。 しかし、この著作では氏政、氏直親子が試行錯誤しながら、「北条の夢」を追い、豊臣の天下に抗った。 その姿は凡庸ではなく、非凡。 その認識を変えることになった。 後北条氏の著作は多々あるため、その著作を通して、知識のアップデートを行なっていきたい。
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