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花芯 講談社文庫
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花芯 講談社文庫

瀬戸内寂聴(著者)

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花芯 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:いろ. ざくろ. 女子大生・曲愛玲. 聖衣. 花芯
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/02/14
JAN 9784062750080

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商品レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 性愛探求
  • 女性の成長
  • 恋愛と痛み
  • 官能的表現
  • 時代を超える共感
  • 短篇集の傑作
  • 文壇的沈黙の背景
  • 若妻の複雑な心情
  • 繊細な言葉の美しさ
  • 女性視点のリアル描写

女性の性愛や人間関係の複雑さを深く掘り下げた短篇集であり、特に表題作はその魅力を際立たせています。主人公の園子が経験する恋と痛みは、時代を超えて共感を呼び起こし、読者に強い印象を残します。作品は、女性ならではの視点から官能を上品に表現し、性愛の深淵を探求する姿勢が特徴的です。感情の起伏や時には痛快な展開があり、女性の強さや弱さをリアルに描写しています。これらの要素が、現代では味わえない独特の魅力を生み出し、読者に深い思索を促す作品となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2009/12/18

美しい言葉が心に響く

デビュー後に発表した表題作が「ポルノ」と批判され、しばらく文壇より干されることになったのだとか。それが、信じられない。5つの作品を形作る洗練された言葉の数々。久しく味わっていなかった美しい言葉が、沁みる。

ごうけ

2026/09/20

ー花芯ー   ”何故この男を愛せないのだろう。善良で生真面目で、子供のように単純な男ー私には、許されることが嫌なのだ。ことばでしか話し合えない男。ああ、しかし、人間はたいてい、言葉でしか話し合っていないではないか”  ぞくぞくしながら読んだ。それもこの夫の雨宮はイケメンなのに。...

ー花芯ー   ”何故この男を愛せないのだろう。善良で生真面目で、子供のように単純な男ー私には、許されることが嫌なのだ。ことばでしか話し合えない男。ああ、しかし、人間はたいてい、言葉でしか話し合っていないではないか”  ぞくぞくしながら読んだ。それもこの夫の雨宮はイケメンなのに。  対照的に恋している越智の描写は乏しい。  “ゆっくり首をまわした私の目いっぱいに、越智の顔が映ってきた。肉の薄い精悍な顔の中から、眦の上がった越智の目が、私の焦点のゆるんだいつもの煙ったまなざしをがっちり捕えて、動かなくなった。レンズのしぼりをしぼられるように、私の目がひきしまり、瞳がきらきら輝きをました。私のからだの奥のどこかで、何かがかすかな音をたててくずれるのを聞いた。あ、と声にならぬ声を私がたて、越智がどこかを針で刺されたような表情をした、わたしは越智が感じてくれたことをさとった。”  雨宮と越智を対比するのが楽しい。  雨宮は最初からその子という人間にレッテルを張って、的外れなレッテル貼りをしている。雨宮が愛しているのは、貞淑な妻や、家族思いの母、子煩悩な母といった、「うまれながらの、しょうふ」とは真反対の、その子自身じゃない。  だから読んでいて、雨宮がいちいちひっかって腹が立ってくる。  淋しさが分かるのは、同じだけの淋しさのなかに佇んでいる人間だけだと思う。家庭的な幸福とか、家族的な絆や繋がりのなかにきっちりと収まっている人間、そうでない人間との心理的な接点はない。  越智の孤独の描写の薄さに不満足だった。きっと、あまり重要ではないのかも。  “私は~言語敏感症患者であった。人の言葉の嘘や醜さにいちいち噎せ返り、食物を嘔吐してしまう。じぶんで何かしゃべろうとしすれば、自分じしんの言葉が見つからず、私は溢れてくる想いに噎せ、吐くものもないせつない嘔吐を繰返す。”  それは彼女が押し付けられた言葉に対する先天的な症状というよりも、彼女が浴びたレッテルの凄惨さを物語っているようにも思える。  子宮は語る言葉を持ってない。だからこそ子宮に頼って生きることを選んだその子が、燃え残った子宮が「寂しい」と語りだすような事態を恐れていたんだと思った。  言葉の世界はそのまま、好ましい言葉のなかで生きて行くことのできる大多数の人間のためのもので、言葉からあぶれたアウトローたちは、もう同じ言葉のなかを生きて行くことはできない。

Posted by ブクログ

2026/02/25

瀬戸内寂聴さんが「子宮作家」のレッテルを貼られた作品ということで恐る恐るみたところ、なぜ批判されたのか全くわからなかった…。 川上弘美さんの解説がとてもしっくりきて、

Posted by ブクログ

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