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進化しすぎた日本人 中公新書ラクレ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2005/09/10 |
JAN | 9784121501912 |
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進化しすぎた日本人
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進化しすぎた日本人
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商品レビュー
2.7
7件のお客様レビュー
霊長類研究をしている大学教授による本。タイトルは日本人とあるが、進化した=安全を確保し過ぎた人類のほぼ全般を指している。他の動物達の生態を例に挙げつつ、人類、特に「最近の日本の若者」を分析している。 2005年に書かれた本なので、私も当時の若者、に属する世代になる。人類が食物の...
霊長類研究をしている大学教授による本。タイトルは日本人とあるが、進化した=安全を確保し過ぎた人類のほぼ全般を指している。他の動物達の生態を例に挙げつつ、人類、特に「最近の日本の若者」を分析している。 2005年に書かれた本なので、私も当時の若者、に属する世代になる。人類が食物の確保をはじめとした生命維持の安定と安全を獲得してきた結果、多産である必要性が薄れて来て少子高齢化が進んできているという。人間が家畜化、ペット化しているとかディスった記述が多いが、なぜか笑わせてくれる。 大前提として、人類に限らず生物は「次の世代を残すのが使命の、遺伝子の乗り物」だということが挙げられている。愛情も競争心も、全ては「子孫を残す」ための行動だと思うと味気ないが、人間の全ての行動に納得が行くから不思議なもんだ。
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本のタイトルと内容に齟齬がある。猿の例では人間はわからないとしても、以下の点、考えされられる。 ◯人類誕生500万年、世代で言えば17万世代(一世代30年として)、最近100年以外、ほとんどが採取・狩猟生活で人間は飢え、食えなかったということ。 ◯65キロの人間の脳は1300グラ...
本のタイトルと内容に齟齬がある。猿の例では人間はわからないとしても、以下の点、考えされられる。 ◯人類誕生500万年、世代で言えば17万世代(一世代30年として)、最近100年以外、ほとんどが採取・狩猟生活で人間は飢え、食えなかったということ。 ◯65キロの人間の脳は1300グラム(2%)、摂取カロリー1400キロの20%を脳が使っている。 ◯コミュニケーションとは相手の反応を確かめながら、受信発信する行為。一方的な発信の積み重ねであるSNSはコミュニケーションとは言えない。
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本を読まない人たちにも訴えたい、そんな思いがあってちょっと思い切ったタイトルにした、と著者はあとがきで書かれています。内容についても、理論的な細かいところはとりあえずわきにおき、なるべく読みやすい文章を心がけたとのこと。たしかにそのとおり。ちょっと荒削りな議論が多いかなあとは思い...
本を読まない人たちにも訴えたい、そんな思いがあってちょっと思い切ったタイトルにした、と著者はあとがきで書かれています。内容についても、理論的な細かいところはとりあえずわきにおき、なるべく読みやすい文章を心がけたとのこと。たしかにそのとおり。ちょっと荒削りな議論が多いかなあとは思いましたが、非常に読みやすく、内容も具体的でわかりやすいものでした。著者はサルの研究者です。長年サルを研究しながら、人間について感じてきたこと、特に最近私立大学で教鞭をとるようになって感じてきたことをもとに書かれています。本書の中に、家族あるいは子育てが隔離されているという議論が出てきます。核家族化・少子化のため多年齢の子どもたちが入り乱れて遊ぶ光景が見られなくなったというものです。しかし私の認識は違います。うちの近所はぜんぜん違います。新しく建った25軒の家の中に住んでいますが、そのうち小学生前後の子どもがいる家庭が15軒。まだ赤ちゃんだけというところが5軒。さらに3人兄弟が8軒もあります。子どもたちは日々入り乱れて追いかけっこをしています。時には大人も紛れ込んで。祖父母と同居という家庭こそありませんが、それはもう毎日にぎやかなものです。そんな中で子どもたちは強くなっていくのだろうと思います。地域による差が大きいのでしょう。終わりのほうに出てくる、便利なことは本当に良いことなのか。少しは我慢することもおぼえる必要があるのでは・・・という議論には大賛成です。
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