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新人生論ノート 集英社新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社/ |
| 発売年月日 | 2005/02/22 |
| JAN | 9784087202809 |
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新人生論ノート
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新人生論ノート
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
筆者は、日本における…
筆者は、日本におけるハイデガー研究の第一人者であるということは知っていたが、本書を通し、哲学者という面以外のところも垣間見たように気がする。それぞれ、13のテーマに沿って、哲学的な話題、時にテレビドラマのことなども織り交ぜつつ筆者の考え方を書いている。「運命について」や「笑いにつ...
筆者は、日本におけるハイデガー研究の第一人者であるということは知っていたが、本書を通し、哲学者という面以外のところも垣間見たように気がする。それぞれ、13のテーマに沿って、哲学的な話題、時にテレビドラマのことなども織り交ぜつつ筆者の考え方を書いている。「運命について」や「笑いについて」、「時間について」が特に面白かった。
文庫OFF
本家の三木清『人生論ノート』同様に、雑誌連載された随筆をまとめた本。初出は『青春と読書』二〇〇三年七月号〜二〇〇四年九月号。宗教というのは「(前略)いわば嘘だと知りながら、この不条理な死に対処しようとする手立て(後略)」(p95)であると論じる箇所と、「(前略)語学の勉強をする...
本家の三木清『人生論ノート』同様に、雑誌連載された随筆をまとめた本。初出は『青春と読書』二〇〇三年七月号〜二〇〇四年九月号。宗教というのは「(前略)いわば嘘だと知りながら、この不条理な死に対処しようとする手立て(後略)」(p95)であると論じる箇所と、「(前略)語学の勉強をするには、それを使って読みたい本がなければなんにもならない(後略)」と述べられる箇所はとても説得力がある。自身と周囲の方達の死について複数箇所で触れられているが、特に「終章 それぞれの秋」(pp205-218)ではアリスの同名曲を引用しつつ、一九七〇年前後の学園闘争の頃の学生たちとの長い付き合いを振り返り、「どの人生もそれぞれに完結したものだとしか思えないのだ」(p217)と、長短や貧富に関わらず真剣に生きることの大切さが語られている。
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「哲学は難しい」や「哲学者は小難しい」といったイメージを払拭してくれるのが木田元のエッセイだ。氏のエッセイはこれまでにも読んだことがあった。偉ぶらない氏の文体が好きだ。 本書のタイトルは三木清『人生論ノート』から来ており、テーマは多岐に渡る。哲学の知識と自身の経験を織り交ぜて編み...
「哲学は難しい」や「哲学者は小難しい」といったイメージを払拭してくれるのが木田元のエッセイだ。氏のエッセイはこれまでにも読んだことがあった。偉ぶらない氏の文体が好きだ。 本書のタイトルは三木清『人生論ノート』から来ており、テーマは多岐に渡る。哲学の知識と自身の経験を織り交ぜて編み上げるエッセイは読者の知性を刺激する。特に西洋哲学に対する懐疑の一端が示されたところは、目から鱗が落ちる思いがした。 デカルトの言う理性は神の理性の「のれん分け」であって、キリスト教的宗教観がもとになっている。古代ギリシア時代にキリスト教はなかったが、(というよりキリスト教が古代ギリシア哲学をもとに構築されるが)プラトンのイデア論でさえ超自然的な概念である。 超自然的なイデアや神からスタートする西洋哲学が日本人にすんなり飲み込めるわけがあるまい。そして、西洋哲学だけが哲学ではない。木田元の「反哲学」とは「反西洋哲学」という意味なのかしらと想像するが、それが合っているかどうかは氏の著作を読んで確かめたい。
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