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感じない男 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/02/09 |
JAN | 9784480062215 |
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感じない男
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感じない男
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商品レビュー
3.5
33件のお客様レビュー
エビデンスなんてどこ吹く風といった感じで、著者は主観から己の欲望や実体験をこれでもかと書きつけていく(むろん意図的・戦略的に)。したがって社会学あるいはフェミニズムの観点からすればツッコミどころ満載なのだけれど、ぼくはむしろその蛮勇にいかなる意味におけるイヤミもなく感服する。ここ...
エビデンスなんてどこ吹く風といった感じで、著者は主観から己の欲望や実体験をこれでもかと書きつけていく(むろん意図的・戦略的に)。したがって社会学あるいはフェミニズムの観点からすればツッコミどころ満載なのだけれど、ぼくはむしろその蛮勇にいかなる意味におけるイヤミもなく感服する。ここまで自分を晒し、かつ極論・暴論に陥ることなくこの世界にふたたび軟着陸する己の成熟・成長の過程を示すのはそのまま著者の人間力の表れでもあると思うのだ。古い本だが、本田透『電波男』『萌える男』とは別のかたちで男の苦しみを描いた実録文学
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森岡氏自身の体験談なども含みながら制服の少女に性的に惹かれてしまうことや、ロリコンについて、射精についてなど色々と書かれていた。読みながら「女性からしてみれば恐ろしい思考だな」と思うものもチラホラあった。
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「猥談を大真面目に語る本」というと筆者に怒られるだろうか。中盤以降まではそんな印象があった。男の性欲を「生物的な観点で通りいっぺんで語りたくない」と言うだけあって、自らの嗜好や行動を赤裸々に語ることで深く分析している。 筆者によれば、男はみな女性と比べて不感症であり、「男とは汚...
「猥談を大真面目に語る本」というと筆者に怒られるだろうか。中盤以降まではそんな印象があった。男の性欲を「生物的な観点で通りいっぺんで語りたくない」と言うだけあって、自らの嗜好や行動を赤裸々に語ることで深く分析している。 筆者によれば、男はみな女性と比べて不感症であり、「男とは汚いものだ」という思いが根底にあり、それが性欲やフェチズムに繋がっているとしている。時折「そうかなあ?」と思う箇所はあるが、男の性欲のメカニズムを皆頭ではわかっていても認めたくない、レベルまで掘り下げて語っており、分かりやすく納得してしまう所も多い。 後半は筆者のトラウマ的な話が生々しく語られここで更に引く読者もいるかも。しかし全体を通して、共感はせずとも理解はできる所が多い一冊だった。
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