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大英帝国衰亡史 PHP文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2004/04/03 |
JAN | 9784569578958 |
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大英帝国衰亡史
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大英帝国衰亡史
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
本書はイギリスの立場から書かれている。マフディー戦争を「土民の反乱」と表現する(132頁)。エンタメ作品でも腐敗した政権の圧政に立ち向かう組織をマフディーと名乗らせる例がある(富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』)。土民の反乱との理解は古さを感じる。これは当時のイギリ...
本書はイギリスの立場から書かれている。マフディー戦争を「土民の反乱」と表現する(132頁)。エンタメ作品でも腐敗した政権の圧政に立ち向かう組織をマフディーと名乗らせる例がある(富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』)。土民の反乱との理解は古さを感じる。これは当時のイギリスの感覚であって、それを著者が正当化している訳ではない。むしろイギリス帝国主義の「感傷的な戦線拡大の危うさ」を批判している(135頁)。これは第二次世界大戦の日本軍や戦後の土建国家の乱開発にも該当する批判になる。 本書はトランスヴァール共和国で起きたジェームソン侵入事件を破廉恥で強欲なイギリス帝国主義であり、世紀末の変質と見る(176頁)。しかし、アヘン戦争も十分に破廉恥で強欲である。依存性薬物を売りつけていたのだから。理念として自由主義を評価することは良いが、19世紀の英国も理念としての自由主義からすると卑怯であり、陰謀家的体質が強かった。公正な市場主義とは言えない。
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前近代(1700年代)の産業革命から始まるイギリスの繁栄が、 二度の大戦を経て衰退し、覇権をアメリカに譲るまでの歴史を解説したもの
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[落日と矜持と]「二百年の興隆、二百年の衰退」の後,歴史の一ページに刻まれることとなった大英帝国。類稀なる外交力と威厳で他の追随を寄せ付けなかったこの帝国がなぜ衰退したのかを,歴史の大きな流れの中で示した作品です。著者は,本書で第51回毎日出版文化賞と第6回山本七平賞を受賞した中西輝政。 大きな物語としての大英帝国が人物譚を中心として描かれており,歴史を学ぶことの面白さを存分に味わうことのできる一作。衰亡という着眼点だけではなく,その着眼点を掘り下げていく中西氏の筆が,冴えに冴えているのを感じた読書体験でした。 〜ほんとうに「時代が変わるとき」、それは人びとの心を劇的に変化させるがゆえに、瞬時にして次の時代の大半をかたちづくるようなところがある。〜 執筆からしばらく年月が経っていますが古さがまったくない☆5つ
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