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死との約束 ハヤカワ文庫クリスティー文庫16
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死との約束 ハヤカワ文庫クリスティー文庫16

アガサ・クリスティ(著者), 高橋豊(訳者)

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死との約束 ハヤカワ文庫クリスティー文庫16

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2004/05/15
JAN 9784151300165

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死との約束

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商品レビュー

3.9

73件のお客様レビュー

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2010/05/28

独裁者のように我が子…

独裁者のように我が子たちを管理する老婦人が殺される。ポアロはその犯行予告を偶然耳にしていた。檻から解き放たれたいと思うが、あまりにも檻にいすぎたために自己が消えてしまう恐怖を描いている。

文庫OFF

2024/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数年前に三谷幸喜脚本のドラマ版を観ていたこともあり、犯人やその動機はほんのり記憶に残っていたがそれを差し引いても新鮮に楽しめた。 事件を時系列に沿ってアリバイを証明しながら推理するだけでなく、それぞれの心理状態を分析することで真相が見えてくるのが新鮮で面白い。面白いがこんなん初見で犯人を当てられるわけがない。 家族を守りたいがためにみんなが嘘をついて事態がさらにややこしくなっていく…この状態から紐解いていくポアロの優れた観察力と鮮やかな手腕がお見事です。 物語の最後、5年後の一家が幸せそうに、収まるところに収まっていて思わず笑顔になって読了。

Posted by ブクログ

2024/09/27

「わたしは決して忘れませんよ。よく憶えておいてね。わたしは何一つ忘れていませんよ」 ほんとうのホラーは、人のこころの中にある。 恐るべきマザーにより支配されたポイントン家の人々。 第一部はこの話の主人公たちがこの物語の彩りを掻き回すように着色する。 ここでのポワロはまるで“ひょ...

「わたしは決して忘れませんよ。よく憶えておいてね。わたしは何一つ忘れていませんよ」 ほんとうのホラーは、人のこころの中にある。 恐るべきマザーにより支配されたポイントン家の人々。 第一部はこの話の主人公たちがこの物語の彩りを掻き回すように着色する。 ここでのポワロはまるで“ひょっこりはん”のように、物語のちょっとした端っこに顔を出す程度。 事件発生後の第二部になり、ポアロは本来の位置に着く……。 アガサ・クリスティーのミステリーは、本当に色々な展開を楽しむことができる。 最終的には謎の解明になるが、その結果がそんなに重要ではない時もある。 このお話はまさにそう、過程での登場人物のあやふやさがいい。 良かったです。

Posted by ブクログ

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