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ムーミンを読む
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/ |
| 発売年月日 | 2004/04/07 |
| JAN | 9784062123402 |
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ムーミンを読む
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
ものすごくオーソドックスなムーミンの読み方を説明してくれている本。素直に読んだときの感想が、そのまま言語化されている感があって、解説としての安心感がある。読書会がある関係で、特に『たのしいムーミン一家』の章を読んだのだが、第一節から、シリーズに初めて出た地図の説得力の話にはじまり...
ものすごくオーソドックスなムーミンの読み方を説明してくれている本。素直に読んだときの感想が、そのまま言語化されている感があって、解説としての安心感がある。読書会がある関係で、特に『たのしいムーミン一家』の章を読んだのだが、第一節から、シリーズに初めて出た地図の説得力の話にはじまり、橋の役割、挿絵の効果と進んでいき、物語をちょっと玄人っぽく読める感じが楽しい。 一番、なるほどと思ったのは、「モッラ」の解釈。 モッラは頭ごなしに危険なよそ者扱いされる。「いつまでも待つ」という姿勢さえ、誠実さどころか執念ぶかさをあらわす欠点となる。モッラはさびしい生き物だ。冷たくて暗い冬を連想させるせいで、ムーミンたちにまで敬遠される。だれにも愛されず、だれも愛することができないので、心のなかまで冷たくて暗いのだ。(p60) モッラ(講談社版の訳だとモラン)は、トフスランとビフスランから「王さまのルビー」を取り戻すためにムーミン谷へやってくる「怪物」である。トフスランとビフスラン自身が、この後の裁判で述べている通り、元々のルビーの持ち主はモランであった。彼女は、自分が持っている所有権を正当に主張しにきただけであるのにも関わらず、徹底的にムーミン谷の住人たちから拒絶されるのである。 自分勝手で嫌われ者だったはずのじゃこうねずみや、様々な問題を起こした「魔物のぼうし」の持ち主であった飛行おにですら家族として、客として招き入れられるムーミン谷にあって、モランは例外的な存在である。モランだけが拒絶されるのはなぜなのだろうか? 著者の冨原さんの考え方を取り入れるのであれば、彼女が冷たい=冬を象徴する存在だからである。 思い返してみると、『たのしいムーミン一家』の物語は、ムーミンたち一族が、冬眠に向けた準備をするところから始まる。冬の間中、ぐっすり眠れるように松葉をたくさん食べるのである。ムーミンたちにとって冬というのは、眠りによってやり過ごす時間であって、積極的に交流し、生きる場ではない。モランもまた、同様なのだ。 この物語は、ムーミン家族の日常が、魔物のぼうしに象徴される非日常を極めて不思議な形でやり過ごしていく物語である。本来であれば驚かれるべき様々な事件(空飛ぶ雲、文字の虫、木いちごのジュースになる水、ジャングル化した家)も、最後に新聞一面でニュースになる「スナフキン、ムーミン谷をさる(p204)」と「ムーミンママのハンドバッグなくなる(p205)」に比べたら些細なことにすぎない。非日常は、ちょっと困ったことに過ぎず、ときに遊ばれる場に過ぎない。よっぽど、大切にしていたバッグがなくなることの方が一大事なのだ。そうした価値転倒が、ムーミン谷を拡大する家族たちの理想のユートピア(?)にしている。 けれども、そんなユートピアも、モラン=冬と金の象徴を排除することによってしか成り立たない。 一つどうしても気になったのは、参考文献と出典がないこと。例えば、最初の『小さなトロールと大きな洪水』の解説で1952年の新聞インタビューで答えたヤンソンの言葉が引用されている(p24)が、どこから引用されたのかが分からない。別に確認を取るわけではないのだが、何となく情報に不安感がある。出典というのは、偉大だと思った。 逆に言えば、別に原典にあたるわけでもないのに、出典の有無で信憑性を感じたり感じなかったりしていることに気がついた。著者が研究者だからだろうか。 色々語ったが、とにかく、この不条理でいて温かいムーミン谷の間の抜けた日常を、難しいことは考えずに楽しんでほしい。
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おとぎ話の主人公に試練はつきものだ 戦争になって乏しくなったのは、食べ物や神谷絵の具などの節だけではない。自由な表現が失われていくにつれ、人々の心や気分もどんよりと重くなっていった 旅は新しい出会いをもたらす
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懐かしく、どこか寂しい、ムーミン谷へ。 ムーミン谷のシリーズの紹介。あらすじやキャラクターなど。ネタバレは、少々あるかもしれない。読んだことのない人、昔読んで忘れてしまった人はぜひ。 小さい頃読んだムーミンの物語は、どこか寂しかった。『ムーミン谷の彗星』や『ムーミン谷の夏まつ...
懐かしく、どこか寂しい、ムーミン谷へ。 ムーミン谷のシリーズの紹介。あらすじやキャラクターなど。ネタバレは、少々あるかもしれない。読んだことのない人、昔読んで忘れてしまった人はぜひ。 小さい頃読んだムーミンの物語は、どこか寂しかった。『ムーミン谷の彗星』や『ムーミン谷の夏まつり』、『ムーミンパパの思い出』は、まだ明るい話だが、それでも寂しかった。『ムーミン谷の冬』や『ムーミン谷の十一月』になると、トラウマになるような寂しさを感じた。それは作者のアイデンティティといった作品の背景にあるのかもしれないし、また別のところなのかもしれない。でも、ムーミン谷に惹かれる。大人になった今、もっと惹かれている。
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