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アドルフ 新潮文庫
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アドルフ 新潮文庫

バンジャマン・コンスタン(著者), 新庄嘉章(訳者)

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アドルフ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2004/06/05
JAN 9784102073018

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商品レビュー

4

11件のお客様レビュー

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2010/05/28

アドルフの主作です。…

アドルフの主作です。近代心理小説の先駆として位置付けらており、きわめてその文学的価値は高いです。退廃的な雰囲気がとてもよいですね。

文庫OFF

2010/05/28

純文学がこんなに面白…

純文学がこんなに面白いのかと目からうろこでした。心理描写の流れに完全に引き込まれました。

文庫OFF

2021/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 社交界の”高嶺の花”の女性を手に入れた途端、冷めてゆく男心の移り変わりを執拗な筆致で描き切った異色の心理小説。  19世紀初頭、大学を出たばかりの青年アドルフは、空虚で退屈な日々を紛らわせるために恋をしたいと考えるようになり、遠縁の伯爵の愛人で10歳年上のエレノールに目をつける。  アドルフ自身の手記という形をとる本作は、残酷なことにエレノールを愛しているのではなく「本当に恋をしているような気持ちになった」と言い切る。だが、貞淑だった彼女がついに陥落し、夫も子どもも社会的地位も捨てて彼のもとへ走った時から、アドルフは次第に彼女を疎ましく思うようになる。作者の実体験に基づくというこの心理描写がなんとも恐ろしい。  駆け落ち後は帰る場所のないエレノールが不憫で別れを告げることができないアドルフ。その間の苦しさ、鬱屈した思い、優柔不断な自分への苛立ちなど、自己中心的な彼の心の動きが延々と綴られる。  結局2人は別れさせられるが、彼女はショックで倒れた後そのまま死の床につき、そこで初めてアドルフがこの世で唯一自分を愛してくれた女性を殺してしまったことに気づく愚かしさ。(ちなみに職場の男性陣に訊いたところ、複数の人が実際に目当ての女を手に入れた途端満足したと答えた。「釣った魚に餌はやらない」は世界共通認識の男性心理なのだ。)エレノールの死後に見つかった手紙の恨みつらみに満ちた文面がこの物語を締めくくり、アドルフの悔恨と孤独感が深い余韻を残す。

Posted by ブクログ

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