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致死家庭 長編推理小説 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社/ |
発売年月日 | 2004/06/20 |
JAN | 9784396331672 |
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商品レビュー
2.7
3件のお客様レビュー
会社の仲間に引っ張って連れていかれたカラオケバーで、波多野公造と的場保之は30数年ぶりの再会を果たす。2人の頭の中に甦ってきたのは近所で遊んだ楽しい思い出、そして、あの日2人で一緒に女の子を川に突き落とした殺人の記憶だった。そして的場は、もう一度やりたい、人を殺してみたいと秘め...
会社の仲間に引っ張って連れていかれたカラオケバーで、波多野公造と的場保之は30数年ぶりの再会を果たす。2人の頭の中に甦ってきたのは近所で遊んだ楽しい思い出、そして、あの日2人で一緒に女の子を川に突き落とした殺人の記憶だった。そして的場は、もう一度やりたい、人を殺してみたいと秘めたる衝動を打ち明ける。そして波多野に思い浮かんだのは、家庭内暴力でもう手の施しようがないほど荒れていた愚息のことだった。そして利害が一致した2人は、禁断の計画をたてる。 まあ物騒なタイトルだなぁと思いながら読み始めたら、思った以上に物騒な内容だった(苦笑)。あとがきで、著者はこの話を問題提起のために書いたと述べているが、解決法が無いというか、救いがない、後味も悪い。そもそも息子は負の連鎖だったとしても、なぜ30年前の波多野と的場がこんな思考回路になってしまうのかが描かれていない。
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漫画みたい。つまり、設定を優先し過ぎて、過度に不自然な環境を描いてしまっており、確率論的に起こり得ない、不自然文学である。しかし、内容はまあまあ、面白い。反抗期。子を持つ親としては、やはり気になる所。
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まさに反抗期な子供とその親。 この反抗期な子供は異常な親に向かっての反抗が見える。この家庭の中で、父、母、そして子の抱える思いと秘密はこじれ合って最悪な形を迎える。題名買いをしてしまったが、なんとも言えない終わりだった。強いて言えばとても客観的に読める本であった。
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