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イデア 美と芸術の理論のために 平凡社ライブラリー504
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イデア 美と芸術の理論のために 平凡社ライブラリー504

エルヴィン・パノフスキー(著者), 伊藤博明(訳者), 富松保文(訳者)

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イデア 美と芸術の理論のために 平凡社ライブラリー504

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2004/06/09
JAN 9784582765045

イデア

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2025/09/05

「自然と袂を分かった人間の精神は、勝ち誇ったと同時に救いを求めるような感情を抱きつつ、神のうちに逃げ込む。そうした感情は、マニエリスム的な肖像画の、悲痛とは言え高慢な表情や姿態に反映されているものであり、対抗宗教改革もまた、そうした感情のほんの一つの表れにすぎないのである。」(p...

「自然と袂を分かった人間の精神は、勝ち誇ったと同時に救いを求めるような感情を抱きつつ、神のうちに逃げ込む。そうした感情は、マニエリスム的な肖像画の、悲痛とは言え高慢な表情や姿態に反映されているものであり、対抗宗教改革もまた、そうした感情のほんの一つの表れにすぎないのである。」(p142) 20世紀前半ドイツのユダヤ人美術史家、パノフスキーの著書。 プラトン哲学を出発点に、その「イデア」概念を切り口としながら、芸術史を古代〜中世〜ルネサンス〜マニエリスム〜古典主義まで俯瞰。 芸術において、さらには人間の思考全般において、主観と客観、理想と自然、認識と感覚、といった対置の変遷を観察する。 歴史全体を網羅する壮大なテーマだが、結論は、 彼の時代に起こりつつあった印象派に対する表現主義(恐らくキュビズムなど)への批判と、 その救済としての、古典主義時代の画家アンニーバレ・カラッチ、 というかなり絞り込んだもので、突然の完結にはやや面食らった。 カラッチと言えば名画「豆を食べる男」が有名であるが、美術史において重要な位置を占める宗教画家であったことは今回初めて知った。 スプーンで豆料理を口に運ぶ若い農夫の絵は、一見ありふれた日常の光景で宗教的寓意とは縁遠く見えたが、それでも数々の壮大な歴史的絵画と並んでこの素朴な絵が時代を超えて目にとまってきたのは、逆説的に画家の手腕や精神性を裏付けていると感じる。 また冒頭の引用は、絵画芸術の世界にとどまらず、或いはいつの時代にも普遍の、自然から離れた人間への警句と受け止めた。 不完全な自然を克服したと自負しながら、依然精神の拠り所を探し求める人間の運命は、まるで現代を暗示しているかのようである。 総じて緻密な議論は浅く長い階段をひたすら全力で登らされるような読書体験で、いい汗を書いた。 最近読んだハイデガー、フッサール、レーヴィット、カール・シュミットといった同時代のドイツ思想・哲学や、小林秀雄のゴッホ論も大いに役立つ流れで、読みがいがあった。 パノフスキーは、神と天使に関してたびたび引用するが、本著には「イエス」については一度も言及されない。 たとえば、何度か触れられるカラヴァッジョはイエスをたびたび描いたが、その名がこの長い論文の中で一度も聞かれないのは不思議と感じた。 また、西洋での「感覚と認識」という対比においては、常に感覚が下位と位置づけられるが、逆に日本文化は感覚的と言われる。 このあたりの日本という国の見られ方も興味深い。 今後探求してみたいテーマと感じる。

Posted by ブクログ

2021/09/01

ルネサンスにおいてイデアが経験的なものに根ざしたものになってた、というのはとても面白い そんで、マニエリスムやカラヴァッジョの自然主義を否定するなかから古典主義が出てくる理由というのも、初めて腑に落ちた

Posted by ブクログ

2015/08/02

うーん。プラトンだからと思うけどちょっと古典的で美の感覚があまり共有できない。もっと現代的な視点で美を論じているのを読みたい。

Posted by ブクログ

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