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義経幻殺録 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2005/06/25 |
JAN | 9784041662168 |
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義経幻殺録
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
講談社版ハードカバーを借りて読む。書影が見つからないので、角川文庫版を登録しておく。 ミン・ヂイと名乗る青年が明智小五郎なのは察しがついた。残り1/3という辺りで、既読のような気がしてくる。この先、明智が「人間椅子」のトリックを用いたら間違いない。……用いている。あぁ、私のバカ。30年ほど前に本書を読んでいた。それを途中まで気づかない。二度も楽しめて得をしたのか。 気を取り直して感想を記す。義経ジンギスカン説の前段階 義経清祖説が「避諱」という慣習に疎い日本の国学者による捏造である。これを指摘したことで、著者はトンデモ説に太い釘を刺している。芥川のように鬼才と謳われる李賀の逸話を語ることで、最初に避諱を説明しているのも上手い。 遺児である芥川比呂志が後年 明智小五郎を演じているので、龍之介と明智には奇縁があると言えよう。
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矢張り井沢氏の著書は「逆説」のようなものの方が似合っているとまたしても思った一冊。氏が小説を書くと大抵主人公は著名人。なるほど、著名人を使わなければ主人公の存在感が薄く軽くなってしまうのだなと思わせるような主人公の印象の薄さ。その存在の軽さを有名な名前という重石で辛うじて地面に立...
矢張り井沢氏の著書は「逆説」のようなものの方が似合っているとまたしても思った一冊。氏が小説を書くと大抵主人公は著名人。なるほど、著名人を使わなければ主人公の存在感が薄く軽くなってしまうのだなと思わせるような主人公の印象の薄さ。その存在の軽さを有名な名前という重石で辛うじて地面に立たせている感じである。まあ、そうは言いながらも氏の著書を読まずにはいられないわけであるが・・・。
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