1,800円以上の注文で送料無料

静かなノモンハン 講談社文芸文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

静かなノモンハン 講談社文芸文庫

伊藤桂一(著者)

追加する に追加する

静かなノモンハン 講談社文芸文庫

定価 ¥1,540

715 定価より825円(53%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/07/10
JAN 9784061984103

静かなノモンハン

¥715

商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノモンハンで実際に戦闘を経験した3人の生還者の体験談。 ノモンハンはささいな国境の領土権を巡るいざこざから発展した戦争だが、この体験談を読むと凄まじく密度の濃い地獄の戦争だったことがうかがい知れる。 なかでも、敵が戦車や榴弾砲を備えた近代兵器を備えているにもかかわらず、こちらはロクな武器も支給されず、サイダー瓶にガソリンをつめた火炎瓶のようなもので戦車と立ち向かわざるをえなかったという状況には戦慄を覚える。 また、戦争終結後も兵士達は上層部の失敗を外部に漏らされないよう自刃を促されたり、帰国を許可しない処置がとられたりしたそうである。 理不尽な命令でも逆らえば銃殺であり、なんとか生き延びて帰ってきても、自分達の失敗を隠蔽することに血道をあげる連中にいいように利用されてしまう。 あまりの無残さに腹立たしさと怒りが沸き上がり、こういった連中の非道な人間性にもウンザリするが、戦争の真実とはこういうものなのだろう。

Posted by ブクログ

2016/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

関東軍の馬鹿さ加減がはっきり示された、どうしようもなく悲惨な、事件ではなく「戦争」であったことが見事に描かれています。白旗を掲げて擱座した戦車から出てきたソ連兵を、できるだけ近づけたあと撃ち殺しています。いっぽうノモンハンの実情を知る下級幹部に対しては、軍はどこまでも監視の目をゆるめず、事あるごとに、その者を危地に追いやろうと意図したようです。軍だけでなく会社にあっても、組織を守るためには、個人は見殺しにされる場合が多分にあると想います。また、自民党の改憲草案にも、そのような雰囲気が感じられてなりません。

Posted by ブクログ

2014/05/17

今ここに、失った戦友の死にざまと意思を後世に伝えてくれる一冊がある。これこそが真の軍記であり、そこに学ぶことこそが戦果であると思う。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品