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定年おめでとう

渡辺格(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2005/11/30
JAN 9784062132091

定年おめでとう

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2025/04/28

勢古浩爾は『定年バカ』で 「いまのところ定年本の頂点か」(P214) と本書と評している。 「かれ(渡辺格)は68歳の時点で、 『もういつ死んでも悔いはない』と、いい切っている。 なかなかいえることではない。」(P183) 口の悪い勢古が褒めるのは珍しい。 P7 大人数の会合は...

勢古浩爾は『定年バカ』で 「いまのところ定年本の頂点か」(P214) と本書と評している。 「かれ(渡辺格)は68歳の時点で、 『もういつ死んでも悔いはない』と、いい切っている。 なかなかいえることではない。」(P183) 口の悪い勢古が褒めるのは珍しい。 P7 大人数の会合はすべてお断りだ。 おおぜいの人がいると話題が散漫になって面白くない。 P9 庭仕事をしてみると、微妙ではあっても毎日が 少しずつ変化し、一日として同じではなく、 宇宙はその偉大な力で万物を流転させていることに気づく。 P13 戒律を厳しく守り、仏道に生きる真の僧侶の精神的愉悦の 高さは、われわれ如き凡人の遠く及ぶところではない。 P14 緑は心の安らぎを与えてくれ、宇宙の一員として自分が 生きていることを実感させてくれる。 P15 中年には定年後のことを考え、 定年後とはその生活を楽しむと共に、 いかに死ぬべきかを計算する時でもある。 最期の瞬間まで働こうとする仕事人間に それができるものであろうか。※ P15 死の瞬間に「めでたさも中位なりわが人生」と 思えるようにしたいものだ。 それには定年後の生活の充実、満足度合が大きく 関係するのではなかろうか。 P19 「より辛くなく」時間を潰しをして、 命の尽きる日を待つのが人生 P47 老子の残した逆説的教訓にはさまざまの知恵が 含まれており、よく玩味すると、論語、仏典より 実生活の役に立つものが多いように思われる。 P47 鑿戸牖以為室 (こゆうをうがちて もってしつをつくる) 當其無有室之用 (そのむにあたって しつのようあり) 故有之以為利 (ゆえに ゆうのもってりをなすは) 無之以為用 (むのもってようをなせばなり) 「戸や窓をくり抜いて部屋を作る。 その部屋の何もない空間で、部屋のはたらきが生じる。 だから、形有るものが役に立つのは、 形無きものがはたらいているからだ」 P156 「進むときは人に任せ、退く時は自ら決せよ」 (越後長岡藩の家老・河井継之助) P157 最適な死に方を模索し、それが実現しそうになった 人の臨終は、死から逃避し続けた人のそれより、 はるかに平穏であり周囲を納得させるもの ではなかろうか。※ P171 信心とは、信者になったその日から、いかに教えを 忠実に守るか、が大事であり、その実行度合を 神・仏が照覧され、天国に迎え入れられるかどうかを 判断されるのではなかろうか。… とすると、日常の生活を律することが不可能となった 臨終間近に入信したとて、意味があるとは思えない。※ P174 (「利他」は) 本人がそれを誇ることなく、意識もせずに、 自然にこの教えを日常生活で実行可能になるよう 修行を積むことが肝要とされてているはずだ。※ P180 私の得た結論は、現在の膨大な大乗仏教大系は、 一、二世紀以降に作られたもので、釈尊の 語られたものとの体裁は取っているものの、 実際はそうでないと見られる部分が相当ある、 ということである。 私の意地の悪い想像からすれば、 あるいは「壮大なるフィクション」にすぎない のかとの感が強い。 P207 人間というものは、すべてにおいて常時自己の 限界を念頭において生活すべきだと思う。

Posted by ブクログ

2021/03/11

知的な定年生活の書。 釣りも犬も仏教も手を出さないほうが良さそう、 と思わせてくれたのは、きっと素晴らしい。 68歳の時の書で、Wikipediaによると、84歳の今もご健在。 自分で医者を利用する事。 腸内菌のコントロール。 病気になったら、薬を自分でコントロール。

Posted by ブクログ

2018/07/12

今まで読んだ定年本の中では一番良かった。 小手先ではなく生き方、好きに生きれば良いという感じに好感を持った。でも釣りはやらないだろうな~。

Posted by ブクログ